農薬の安全性

農薬の安全性

農薬の安全性は確認されているの?

農薬は、使用者への安全、環境への安全、消費者(やその子孫)への安全などが求められます。そのため、登録に当たっては、非常に多くの試験を実施して、安全性を確保しています。
注:以下は、代表的な試験を主たる試験目的によって分類したが、各試験とも他目的の評価に使用されることもある。

人に対する
影響に関する
試験
【代謝試験】
動物の体内での代謝に関する試験
【急性毒性試験:主に使う人を守るために】
①急性経口毒性 
②急性経皮毒性 
③急性吸入毒性 
④皮膚刺激性 
⑤眼刺激性 
⑥皮膚感作性 
⑦急性神経毒性 
⑧急性遅発性神経毒性 
⑨圃場における農薬使用者暴露 
⑩使用者暴露量推定 
⑪解毒方法・救命処置方法に関する試験 
⑫その他
【中長期毒性試験:主に作物を食べる人やその子孫を守るために】
①慢性毒性 
②発がん性 
③繁殖毒性 
④発生毒性 
⑤発達神経毒性 
⑥90日間反復経口投与毒性 
⑦28日間反復投与遅発性神経毒性 
⑧90日間反復吸入毒性 
⑨21日間反復経皮投与毒性 
⑩遺伝毒性 (復帰突然変異、染色体異常、小核、遺伝子突然変異又はDNA損傷) 
⑪植物代謝 ⑫作物残留 
⑬その他(後作残留、家畜代謝、畜産物残留、生物濃縮性等)
作物や環境中での
挙動に関する
試験
【環境を守るために】
①植物代謝 
②作物残留 
③土壌中動態 
④土壌残留 
⑤土壌吸着 
⑥水中動態(加水分解、水中光分解) 
⑦環境中予想濃度算定 
⑧水域の生活環境動植物への影響(魚類急性毒性、 ミジンコ類急性遊泳阻害、 ユスリカ幼虫急性遊泳阻害、ヌマエビ・ヌカエビ・ヨコエビ急性毒性、 藻類・シアノバクテリア生長阻害、 コウキクサ類生長阻害、水域環境中予想濃度) 
⑨陸域の生活環境動植物への影響(鳥類急性経口毒性、 鳥類予測暴露量、 野生ハナバチ類影響) 
⑩ミツバチ影響(成虫・幼虫、蜂群) 
⑪蚕影響 
⑫花粉・花蜜残留 
⑬その他
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