國武先生のコシヒカリ物語

~コシヒカリが世に出るまでから
今日的問題まで~

第11話 これからの、スミショート穂肥技術

米生産・流通・消費の現状

米生産・流通・消費の現状:消費減退による生産過剰、高くてもうまい米好みと程よくうまくて廉い米好みに分化傾向、自主流通米・自由米価格は下落、店頭小売価格差拡大、生産者は、生産調整強化と米価下落で経営圧迫。

コシヒカリにこだわる稲つくりの生きる方向

うまいコシヒカリの安定生産供給、うまいコシヒカリの最大の条件は、玄米水分15.0~15.5%、蛋白質含量7.1%以下(玄米N1.2%以下)、差別性のある、うまくて、より高い米。

そのためには、スミショート穂肥稲作の在り方にも変化が必要

普及当初:
倒伏を軽減して、
良質多収(穂肥? 多用)
中間:
良質良食味多収(穂肥? 減量)
これから
良質良食味、安定収量(玄米N%指標に応じた穂肥量)

スミショート穂肥稲作の利点

倒伏しない。整粒が良い。幼穂形成期重点の穂肥で玄米N%を少なくできる。

図:スミショート穂肥でうまい(低蛋白質)コシヒカリつくり 玄米N1.2%≒蛋白質7.1%
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