農薬/肥料のよくあるご質問(Q&A)


ご質問と回答

同じ農薬でも、作物によって散布濃度、回数、収穫前日数が異なるのはなぜですか?
主に以下の2つの理由によります。 i)病害虫・雑草の種類や発生時期が作物により異なるので、防除時期や農薬の使用条件(散布濃度、回数等)が全ての作物で一律にはならない。 Ii)農薬の作物残留による健康影響被害を防止する必要がある(消費者の安全確保)。 消費者の安全確保の仕組みは以下の通りです。 ①作物の形態や散布(処理)方法等によって農薬の付着量や吸収量にも差があるため、作物毎及び使用条件毎に残留試験を実施して、それぞれの農薬(有効成分)の残留量を調べる。 ②動物を用いた多くの安全性試験結果から、個々の農薬の有効成分について、人が毎日一生涯摂取し続けても健康に何ら影響がない量としてのADI(許容1日摂取量)及び一時的(24時間又はそれより短い時間)に大量に農薬を摂取した場合でも健康への悪影響を示さない量としてのARfD(急性参照用量)を求める。 ③作物残留試験の結果やADI及びARfDの値から、作物ごとの残留基準値を決める。 ④作物ごとの栽培様式の違いを考慮しつつ、この作物残留基準値を超えないように「散布濃度、散布回数、収穫前日数など」が決まる。

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