現在わが国で使われている農薬は、各種試験結果などにより安全性が確認され、農林水産大臣の登録を受けたものです。
- 農林水産大臣の登録を受けるためには
●農作物に対する安全性
●農薬を使用する人に対する安全性
●農作物を食べる人に対する安全性
●環境に対する安全性
などについて多くの試験(詳細は後述)を実施し、厳しい審査に合格したものが登録されます。この登録の際に、農薬の正しい使用法が決められます。
- 使用者は、登録時に決められた正しい使用法(使用基準)に従って使用する義務があります。正しく使用することで、別に決められた残留基準値(毎日一生涯にわたってあるいは一度に大量の作物を食べても健康に悪影響が出ないように定められた濃度)を超えることが無い仕組みになっています。
市販の作物の抜き取り調査でも、殆どが残留基準値よりかなり低い濃度であることがあることが分かっており、この調査結果は公表されています。