製品情報

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水稲除草剤
マスラオフロアブル
農林水産省登録 第24167号
製品分類 水稲除草剤
種類名 イマゾスルフロン ・ ピリミノバックメチル・フェンキノトリオン水和剤
有効成分 イマゾスルフロン:1.7%
ピリミノバックメチル:1.2%
フェンキノトリオン:5.8%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
除草剤分類 2,2,27
性状 類白色水和性粘稠懸濁液体
毒性 普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 非該当
有効年限 4年
包装 500mL×20、2L×6
雑草、成敗いたす

特長

  • ●移植水稲、直播水稲(表面播種・土中播種・乾田直播)に使用可能です。
  • ●新規有効成分フェンキノトリオンを配合しSU抵抗性雑草を含むホタルイ、コナギ、ミズアオイ、オモダカに高い効果を発揮します。

技術資料・チラシ *画像またはテキストリンクをクリックするとチラシ(PDF)が開きます。

適用表*データは2025年4月23日現在の内容です。

作物名で絞り込み
雑草名で絞り込み
作物名 適用雑草名 適用地帯 適用土壌 使用液量
/ 薬量
希釈水量 使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
移植水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 500mL/10a 移植時 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
田植同時散布機で施用
移植水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 500mL/10a 移植直後~ノビエ3葉期ただし、移植後30日まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
移植水稲 一年生雑草 500mL/10a 移植時 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
田植同時散布機で施用
移植水稲 一年生雑草 500mL/10a 移植直後~ノビエ3葉期ただし、移植後30日まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
移植水稲 エゾノサヤヌカグサ 500mL/10a 移植時 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
田植同時散布機で施用
移植水稲 エゾノサヤヌカグサ 500mL/10a 移植直後~ノビエ3葉期ただし、移植後30日まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
移植水稲 多年生広葉雑草 500mL/10a 移植時 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
田植同時散布機で施用
移植水稲 多年生広葉雑草 500mL/10a 移植直後~ノビエ3葉期ただし、移植後30日まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
直播水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 500mL/10a 稲1葉期~ノビエ3葉期ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
直播水稲 一年生雑草 500mL/10a 稲1葉期~ノビエ3葉期ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
直播水稲 ウリカワ 500mL/10a 稲1葉期~ノビエ3葉期ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
直播水稲 セリ 500mL/10a 稲1葉期~ノビエ3葉期ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
直播水稲 ヒルムシロ 500mL/10a 稲1葉期~ノビエ3葉期ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
直播水稲 ヘラオモダカ 500mL/10a 稲1葉期~ノビエ3葉期ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
直播水稲 ホタルイ 500mL/10a 稲1葉期~ノビエ3葉期ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
直播水稲 マツバイ 500mL/10a 稲1葉期~ノビエ3葉期ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
直播水稲 ミズガヤツリ 500mL/10a 稲1葉期~ノビエ3葉期ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 ピリミノバックメチル剤2回以内 フェンキノトリオン剤2回以内
原液湛水散布又は無人航空機による滴下
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 使用量に合わせ秤量し、使いきる。
● 使用前に容器をよく振る。
● 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3葉期までに、時期を失しないように散布すること。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布するようにすること。
ホタルイ、ウリカワ(ただし、直播水稲は2葉期まで)は3葉期まで、ヘラオモダカは2葉期まで、ミズガヤツリは草丈15cm以下まで(ただし、直播水稲は草丈10cm以下まで)、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで(ただし、直播水稲は再生期まで)、エゾノサヤヌカグサ、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、シズイは草丈3cm以下まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前までが本剤の散布適期である。
● 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5cm)で、まきむらが生じないように均一に散布する。また、極端な浅水や深水での使用はさける。
● 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしない。また、入水は静かにおこなう。
● 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいにおこなう。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいにおこなう。
● 直播水稲で使用する場合、稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので注意する。
● 本剤を無人航空機で滴下する場合は次の注意を守る。
〇 滴下は使用機種の使用基準に従って実施する。
〇 滴下に当たっては散布装置のノズルを使用しない。
〇 作業中、薬液が漏れないように装置の十分な点検を行う。
〇 隣接する圃場に水稲以外の作物が栽培されている場合は無人航空機による本剤の滴下は行わない。
〇 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないよう十分留意する。
〇 薬剤滴下に使用した装置は十分洗浄し、薬剤タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理する。
〇 本剤の滴下に使用した無人航空機の散布装置は、水稲以外の作物への薬剤散布には使用しない。
● 以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさける。
○ 砂質土壌の水田および漏水の大きな水田(減水深が 2cm/日以上)。
○ 軟弱な苗を移植した水田。
○ 極端な浅植えの水田。
● 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合があるので使用はさしひかえる。
● 田植前に生育したミズガヤツリは、完全に防除してから使用する。
● オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用する。
● 散布田の田面水を他の作物に灌水しない。
● 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意する。
● いぐさ栽培予定水田では使用しない。
● 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

● 散布の際は不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをする。
● かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
● 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温な場所に密栓して保管する。

火災時の措置

●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

●移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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