製品情報

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水稲除草剤
ショウリョクS粒剤
農林水産省登録 第22997号
製品分類 水稲除草剤
種類名 カルタップ・イマゾスルフロン・カフェンストロール・ダイムロン・ブロモブチド粒剤
有効成分 カルタップ塩酸塩:5.3%
イマゾスルフロン:0.30%
カフェンストロール:0.70%
ダイムロン:1.7%
ブロモブチド:3.0%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
殺虫剤分類 14
 
除草剤分類 2,15,30,0
性状 類白色細粒
毒性 劇物
危険物 非該当
有効年限 5年
包装 3kg×6袋
SU抵抗性雑草に高い効果を発揮

特長

  • ●SU抵抗性雑草(ホタルイ、コナギなど)をはじめ広範囲の雑草に効く。
  • ●スクミリンゴガイの食害と雑草を同時防除。
  • ●移植直後~ノビエ2葉期まで散布可能。

技術資料・チラシ *画像またはテキストリンクをクリックするとチラシ(PDF)が開きます。

適用表*データは2025年4月23日現在の内容です。

作物名で絞り込み
害虫・雑草名で絞り込み
作物名 適用害虫
・雑草名
適用地帯 適用土壌 使用液量
/ 薬量
希釈水量 使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
移植水稲 一年生雑草 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 イネドロオイムシ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 イネミズゾウムシ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 ウリカワ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 オモダカ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 クログワイ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 コウキヤガラ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 スクミリンゴガイ(食害防止) 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 セリ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 ヒルムシロ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 フタオビコヤガ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 ホタルイ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 マツバイ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
移植水稲 ミズガヤツリ 3kg/10a 移植直後~ノビエ2葉期 ただし、移植後30日まで 1回
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から移植時までの処理は1回以内)イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回 ダイムロン剤3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)ブロモブチド剤2回以内
湛水散布
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 本剤を使用した場合には、チオシクラム又はベンスルタップを含む剤は使用しない。
● 使用量に合わせ秤量し、使いきる。
● 主要雑草に対する散布適期幅
  ホタルイ 2葉期まで
 ウリカワ 2葉期(関東・東山・東海、近畿・中国・四国は発生始期)まで
 ミズガヤツリ 2葉期(関東・東山・東海は発生始期)まで
 ヒルムシロ 発生期まで
 セリ 再生前から再生始期まで
 オモダカ 発生始期まで
 クログワイ 発生始期まで
 コウキヤガラ 発生始期まで
○ 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの2葉期までに時期を失しないように使用する。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に使用するように注意する。
● スクミリンゴガイに対しては、食害防止を目的としているので、発生している場合には、所定の使用時期の範囲内で速やかに使用する。発生が著しい場合には、他の有効な剤と組み合わせて使用する。本剤は殺貝効果がないので、水田以外の生息地には決して使用しない。
● 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5㎝)で、まきむらが生じないように均一に散布する。また、極端な浅水や深水での使用はさける。
● 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしない。また、入水は静かにおこなう。
● 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいにおこなう。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいにおこなう。
● 以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさける。
○ 砂質土壌の水田及び漏水の大きな水田(減水深が2㎝/日以上)。
○ 軟弱な苗を移植した水田。
○ 極端な浅植えの水田。
● 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合があるので使用はさしひかえる。
● 散布田の田面水を他の作物に灌水しない。
● オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さないので、有効な後処理剤との組み合わせで使用する。
● 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意する。
● いぐさ栽培予定水田では使用しない。
● 本剤は、移植前に生育したミズガヤツリには効果が劣るので、物理的防除方法などを用いて移植前に防除してから使用する。
● 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

● 蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着するおそれのある場所では使用をさける。
● 医薬用外劇物。取扱いには十分注意する。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせる。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受ける。
● カルタップによる中毒に対しては動物実験でL-システイン製剤の投与が有効であると報告されている。
● 眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受ける。(強い刺激性)
● 皮ふに付着しないよう注意する。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。(強い刺激性)
● 散布の際は保護眼鏡、農薬用マスク、不浸透性手袋、ゴム長靴、不浸透性防除衣などを着用する。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼する。
● 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。
● 水産動植物(甲殻類、ドジョウ、藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。養殖池等周辺での使用はさける。
● 散布後は水管理に注意する。
● 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して鍵のかかる場所に保管する。

火災時の措置

●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

●移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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