製品情報

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水稲除草剤
イッテツジャンボ
農林水産省登録 第21599号
製品分類 水稲除草剤
種類名 イマゾスルフロン・カフェンストロール・ベンゾビシクロン粒剤
有効成分 イマゾスルフロン:2.25%
カフェンストロール:7.5%
ベンゾビシクロン:5.0%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
除草剤分類 2,15,27
性状 類白色細粒 水溶性パック入り 1パック 40g
毒性 普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 非該当
有効年限 5年
包装 400g(40g×10)×10
SU抵抗性雑草、難防除雑草など水田のガンコな雑草にも

特長

  • ●ノビエ、一年生・多年生雑草の他、SU抵抗性雑草、難防除雑草まで幅広く効果を発揮します。
  • ●移植後5日~ノビエ2.5葉期まで使用できます。
  • ●初期除草剤との体系でも使用でき、雑草の種類(クログワイ、オモダカなど)及び、発生状況に応じて最大で移植後30日まで散布が可能です。

技術資料・チラシ *画像またはテキストリンクをクリックするとチラシ(PDF)が開きます。

適用表*データは2025年4月23日現在の内容です。

作物名で絞り込み
雑草名で絞り込み
作物名 適用雑草名 適用地帯 適用土壌 使用液量
/ 薬量
希釈水量 使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
移植水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 小包装(パック)10個(400g)/10a 移植後5日~ノビエ2.5葉期 ただし、移植後30日まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回以内 ベンゾビシクロン剤3回以内
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
移植水稲 一年生雑草 小包装(パック)10個(400g)/10a 移植後5日~ノビエ2.5葉期 ただし、移植後30日まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回以内 ベンゾビシクロン剤3回以内
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
移植水稲 多年生広葉雑草 小包装(パック)10個(400g)/10a 移植後5日~ノビエ2.5葉期 ただし、移植後30日まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回以内 ベンゾビシクロン剤3回以内
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
直播水稲 一年生雑草 小包装(パック)10個(400g)/10a 稲1葉期~ノビエ2.5葉期 ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回以内 ベンゾビシクロン剤3回以内
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
直播水稲 ウリカワ 小包装(パック)10個(400g)/10a 稲1葉期~ノビエ2.5葉期 ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回以内 ベンゾビシクロン剤3回以内
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
直播水稲 セリ 小包装(パック)10個(400g)/10a 稲1葉期~ノビエ2.5葉期 ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回以内 ベンゾビシクロン剤3回以内
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
直播水稲 ホタルイ 小包装(パック)10個(400g)/10a 稲1葉期~ノビエ2.5葉期 ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回以内 ベンゾビシクロン剤3回以内
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
直播水稲 マツバイ 小包装(パック)10個(400g)/10a 稲1葉期~ノビエ2.5葉期 ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回以内 ベンゾビシクロン剤3回以内
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
直播水稲 ミズガヤツリ 小包装(パック)10個(400g)/10a 稲1葉期~ノビエ2.5葉期 ただし、収穫90日前まで 1回
イマゾスルフロン剤2回以内 カフェンストロール剤1回以内 ベンゾビシクロン剤3回以内
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 主要雑草に対する散布適期幅
 ホタルイ 2葉期まで
 ウリカワ 2葉期まで
 ミズガヤツリ 2葉期まで
 ヘラオモダカ 2葉期まで
 オモダカ 発生始期まで
 シズイ 草丈3cmまで
 クログワイ 発生始期まで
 コウキヤガラ 発生始期まで
 ヒルムシロ 発生期まで
 セリ 再生前から再生始期まで
 アオミドロ・藻類による表層はく離 発生前
○ 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの 2.5 葉期までに時期を失しないように使用する。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に使用するように注意する。
● 直播水稲で使用する場合、稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので注意する。
● 移植前後の初期除草剤による土壌処理との体系で使用する場合には雑草の発生状況をよく観察し、時期を失しないように適期に散布するよう注意する。
● 処理に当っては、水の出入りを止めて5~6㎝の湛水状態に保つ。処理後、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないようにし、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしない。自然減水により田面の一部が露出するようになったら、水尻を止めて通常の水深になるまで水を入れて水口を閉じる。
● 苗の植え付けが均一になるように整地、代かきはていねいに行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除く。
また、未熟有機物を施用した場合は特にていねいにおこなう。
● 以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさける。
特に、処理時または処理後数日以内に異常高温が重なる場合は、初期生育の抑制が顕著になるので注意する。
○ 砂質土壌の水田及び漏水の大きな水田(減水深が2㎝/日以上)。
○ 軟弱な苗を移植した水田。
○ 極端な浅植えの水田。
● 梅雨期等、処理後に多量の降雨が予想される場合には、除草効果が低下することがあるので使用をさける。
● いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意する。
● いぐさ栽培予定水田では使用しない。
● 移植前に生育したミズガヤツリには効果が劣るので、物理的防除方法などを用いて移植前に防除してから使用する。
● 藻類または表層はく離の発生しやすい水田では、有効な剤との組み合わせで使用する。
● 必要量を購入し、できるだけ残すことなく使い切る。
● 小包装(パック)のまま、10アール当り 10個の割合で水田に均等に投げ入れる。
● 藻や浮き草が多発している水田では、拡散が不十分となり効果の劣る可能性があるので使用をさける。
● パックに使用しているフィルムは水溶性なので、濡れた手で作業したり、降雨で破袋することがないように注意する。
● 本剤を使用した水田の田面水は、他作物の灌水に用いない。
● 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

● 濡れた手で触らない。
● 水溶性フィルム包装が破袋した場合は以下の点に注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。(刺激性)
● 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。
● 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう注意して使用する。
● 散布後は水管理に注意する。
● 空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。
● 吸湿性があるので湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を堅く閉じて保管する。
● 袋の中身のパックは強く圧するとフィルムが破れるおそれがあるので注意する。

火災時の措置

●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

●移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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