製品情報

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植物成長調整剤
住友ジベレリン錠剤
農林水産省登録 第24249号
製品分類 植物成長調整剤
種類名 ジベレリン水溶剤
有効成分 ジベレリン:4.55%[1錠中ジベレリン 25㎎含有]
作⽤機構分類番号
(RACコード)
性状 白色水溶性錠形 1錠0.55g
毒性 普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 非該当
有効年限 5年
包装 (ジベレリン25mg×8錠)×10×10
ぶどうの「無種子化」「果粒肥大促進」などに

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適用表*データは2025年4月23日現在の内容です。

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★値にppmが付いている場合は「使用濃度」、付いていない場合は「希釈倍数(倍)」です。

作物名 使用目的 使用濃度
/希釈倍数
(倍)★
使用液量
/ 使用量
使用時期 本剤の
使用回数
使用方法 備考
アイリス 生育促進 50~100ppm - 植付時 1回
球根浸漬
アザレア 開花促進 250~500ppm 30~40L/10a 開花予定日約1ヵ月前 1回
茎葉散布
アセロラ 着粒安定 25ppm 100~400L/10a 開花期 1花当り1回
ジベレリン剤1花そう当り3回以内
花に散布
いちご 果柄の伸長促進 10ppm 1株当り5mL 頂花の出蕾直後~開花直前 1花房当り1回
ジベレリン剤1株当り10 回以内
株の中心部に散布
いちご(親株床) ランナー発生促進 50ppm 1株当り10mL 採苗時ランナー発生直前~発生初期 1株当り1回
ジベレリン剤1株当り1回
茎葉散布
いちご(促成栽培) 着果数増加、熟期促進 10ppm 1株当り5mL 休眠に入る直前(冬場の低温期) 1株当り6回以内
ジベレリン剤1株当り10 回以内
茎葉全面散布
温州みかん 浮皮軽減 1~5ppm 100~400L/10a 収穫予定日の3ヶ月前 但し、収穫45日前まで 1回
ジベレリン剤3回以内
果実散布(プロヒドロジャスモン1000~2000倍液に加用)
温州みかん 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 11月~1月 但し、収穫後 1回
ジベレリン剤3回以内
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液又は展着剤に加用)
温州みかん 花芽抑制による樹勢の維持 10ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
ジベレリン剤3回以内
立木全面散布又は枝別散布(プロヒドロジャスモン1000~2000倍液に加用)
温州みかん 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
ジベレリン剤3回以内
立木全面散布又は枝別散布
温州みかん 落果防止 10ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
ジベレリン剤3回以内
散布(プロヒドロジャスモン1000~2000倍液に加用)
温州みかん 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
ジベレリン剤3回以内
散布
温州みかん(苗木) 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 11月~1月 1回
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液又は展着剤に加用)
温州みかん(苗木) 花芽抑制による樹勢の維持 10ppm 50~250L/10a 11月~1月 1回
立木全面散布又は枝別散布(プロヒドロジャスモン1000~2000倍液に加用)
温州みかん(苗木) 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 11月~1月 1回
立木全面散布又は枝別散布
花き類 発芽促進 50~200ppm - は種前 1回
種子浸漬
かぼす 果皮の緑色維持 10~25ppm 50~400L/10a 収穫予定14~30日前 1回
果実散布
かぼす 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
立木全面散布又は枝別散布
かぼす 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
散布
カラー 生育促進 50ppm - 植付時 1回
ジベレリン剤2回以内
球根浸漬
カラー 生育促進 50ppm 50~150L/10a 花茎伸長期 1回
ジベレリン剤2回以内
茎葉散布
きんかん 着果安定 300ppm 30~60L/10a 一番花開花期 1回
花に散布
きんかん 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 収穫後~3月 1回
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液に加用)
きんかん 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
立木全面散布又は枝別散布
きんかん 落果防止 25~50ppm 50~250L/10a 開花始め~満開10日後 1回
散布
かんきつ(苗木、ただし、温州みかんを除く) 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 12月~3月 1回
立木全面散布又は枝別散布
かんきつ(不知火、ぽんかん、かぼす、はるみ、ワシントンネーブル、日向夏、すだち、平兵衛酢、長門ユズキチ(無核)、温州みかん、きんかん、紅まどんなを除く) 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 収穫後~3月 1回
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液に加用)
かんきつ(不知火、ぽんかん、かぼす、はるみ、ワシントンネーブル、日向夏、すだち、平兵衛酢、長門ユズキチ(無核)、温州みかん、きんかん、紅まどんなを除く) 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
立木全面散布又は枝別散布
かんきつ(不知火、ぽんかん、かぼす、はるみ、ワシントンネーブル、日向夏、すだち、平兵衛酢、長門ユズキチ(無核)、温州みかん、きんかん、紅まどんなを除く) 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
散布
きく 開花促進、草丈伸長促進 25~100ppm 50~100L/10a 生育期 2回以内
茎葉散布
さくら (切り枝促成栽培) 休眠打破による生育促進 25~50ppm - 休眠期 1回
切り枝浸漬
さくら (切り枝促成栽培) 休眠打破による生育促進 25~50ppm 50~200L/10a 休眠期 1回
切り枝全面散布
さつき (施設栽培苗) 茎の伸長促進 花芽分化の抑制 100~200ppm 50~100L/10a 茎の伸長初期~伸長終期(開花盛期以降)1~2週間間隔 3回
頂芽に十分散布
さやいんげん[矮性(促成又は半促成栽培)] 節間伸長促進 5ppm 1株当り2mL 本葉0.5~1.5枚展開時 2回以内
ジベレリン剤3回以内(種子への処理は1回以内、は種後は2回以内)
茎頂部散布
しそ(花穂) 穂の伸長促進 花径の伸長促進 5ppm 50L/10a 出穂期 但し、収穫5日前まで 2回以内
ジベレリン剤3回以内(種子への処理は1回以内、は種後は2回以内)
茎葉散布
不知火 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 収穫後~3月 1回
ジベレリン剤3回以内
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液に加用)
不知火 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
ジベレリン剤3回以内
立木全面散布又は枝別散布
不知火 水腐れ軽減 0.5~1ppm 50~500L/10a 着色終期 但し、収穫7日前まで 1回
ジベレリン剤3回以内
果実散布
不知火 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
ジベレリン剤3回以内
散布
すだち 果皮の緑色維持 5~25ppm 50~400L/10a 収穫予定7~30日前 1回
果実散布
すだち 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
立木全面散布又は枝別散布
すだち 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
散布
スパティフィラム 開花促進 250~500ppm 30~40L/10a 出荷予定期の2~3ヵ月前 1回
茎葉散布
すもも(貴陽) 着果安定 100~200ppm 20~50L/10a 満開20~30日後(第1回目)及び満開50~60日後(第2回目) 2回
果実散布
ソリダゴ 生育促進 25ppm 1株当り1mL 活着直後又は萌芽期 1回
茎葉散布
トルコギキョウ 生育促進 50~100ppm 30~40L/10a 生育期間中にロゼット化した時 1回
茎葉散布
長門ユズキチ(無核) 果皮の緑色維持 10~25ppm 50~400L/10a 収穫予定14~30日前 1回
果実散布
長門ユズキチ(無核) 着果安定 50ppm 50~100L/10a 開花期~開花終期 1回
花又は果実散布
長門ユズキチ(無核) 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
立木全面散布又は枝別散布
長門ユズキチ(無核) 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
散布
畑わさび 花茎の抽出時期促進及び発生量増加 第1回目100ppm 第2回目100ppm 1株当り2mL 花芽分化後の10月下旬(第1回目)及び第1回目処理後約10日後の11月上旬(第2回目) 但し、収穫60日前まで 2回
ジベレリン剤3回以内(種子への処理は1回以内、は種後は2回以内)
株の中心部に散布
はるみ 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 収穫後~3月 1回
ジベレリン剤3回以内
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液に加用)
はるみ 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
ジベレリン剤3回以内
立木全面散布又は枝別散布
はるみ 水腐れ軽減 0.5~1ppm 50~500L/10a 着色終期 但し、収穫7日前まで 1回
ジベレリン剤3回以内
果実散布
はるみ 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
ジベレリン剤3回以内
散布
ばれいしょ 休眠打破による萌芽促進及び小粒いもまたは全粒種いもの増収 5~10ppm - 植付前 1回
30秒間種いも浸漬
ばれいしょ 休眠打破による萌芽促進及び小粒いもまたは全粒種いもの増収 5~10ppm 250~300mL/種いも10kg 植付前 1回
種いも散布
日向夏 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 収穫後~3月 1回
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液に加用)
日向夏 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
立木全面散布又は枝別散布
日向夏 無種子化、落果防止 300~500ppm 30~40L/10a 満開 7~10日後 1回
果実散布
びわ(麗月) 着果安定、果実肥大促進 第1回目200ppm 第2回目200ppm 25~40L/10a 満開予定日約7日前~満開時(第1回目)及び第1回目処理後35~60日(第2回目) 2回
ホルクロルフェニュロン20ppm液に加用 1回目処理:花房散布 2回目処理:果房散布
びわ(3倍体) 着果安定、果実肥大促進 第1回目200ppm 第2回目200ppm - 満開予定日約7日前~満開時(第1回目)及び第1回目処理後35~60日(第2回目) 2回
ホルクロルフェニュロン20ppm液に加用 1回目処理:花房浸漬 2回目処理:果房浸漬
ぶどう(BKシードレス) 着粒安定、果粒肥大促進 100ppm - 満開3~6日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤2回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内
花房又は果房浸漬
ぶどう(BKシードレス) 着粒安定、果粒肥大促進 第1回目25~50ppm 第2回目:25~50ppm - 満開時~満開3日後(第1回目)及び満開10~15日後(第2回目) 2回(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤2回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内
1回目処理:花房浸漬 2回目処理:果房浸漬
ぶどう(あづましずく) 果粒肥大促進 第1回目25~50ppm 第2回目:50ppm - 満開時(第1回目) 満開4~13日後(第2回目) 2回以内(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤2回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内
果房浸漬
ぶどう(大粒系デラウェア)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 200ppm - 展葉7~8枚時 1回
花房浸漬(ホルクロルフェニュロン5~10ppm液に加用)
ぶどう(キャンベルアーリー)[有核栽培] 果房伸長促進 3~5ppm 30~100L/10a 満開予定日約20~30日前(展葉3~5枚時) 1回
ジベレリン剤2回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計3回以内
花房散布
ぶどう(キャンベルアーリー)[有核栽培] 果粒肥大促進 50ppm - 満開10~15日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤2回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計3回以内
果房浸漬
ぶどう(キャンベルアーリーを除く2倍体米国系品種)[有核栽培] 果粒肥大促進 50ppm - 満開10~15日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
果房浸漬 2倍体米国系品種:マスカット・ベリーA、アーリースチューベン(バッファロー)、旅路(紅塩谷) 
ぶどう(キングデラ) 着粒安定、果粒肥大促進 第1回目50ppm 第2回目50~100ppm 果房散布の場合は50~100L/10a 満開時~満開3日後(第1回目)及び満開10~15日後(第2回目) 2回
1回目処理:花房浸漬 2回目処理:果房浸漬又は果房散布                       
ぶどう(キングデラ、ハニーシードレス、BKシードレスを除く3倍体品種) 果房伸長促進 3~5ppm 30~100L/10a 展葉3~5枚時 1回
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
花房散布 3倍体品種:サマーブラック、美嶺、ナガノパープル、キングデラ、ハニーシードレス、BKシードレス 
ぶどう(キングデラ、ハニーシードレス、BKシードレスを除く3倍体品種) 着粒安定、果粒肥大促進 第1回目25~50ppm 第2回目:25~50ppm - 満開時~満開3日後(第1回目)及び満開10~15日後(第2回目) 2回(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
1回目処理:花房浸漬 2回目処理:果房浸漬 3倍体品種:サマーブラック、美嶺、ナガノパープル、キングデラ、ハニーシードレス、BKシードレス 
ぶどう(サニールージュ)[無核栽培] 果房伸長促進 3~5ppm 30~100L/10a 展葉3~5枚時 1回
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
花房散布
ぶどう(サニールージュ)[無核栽培] 着粒密度低減、果粒肥大促進 第1回目25ppm 第2回目25ppm - 満開予定日14~20日前(第1回目)及び満開10~15日後(第2回目) 2回(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
1回目処理:花房浸漬(ホルクロルフェニュロン 3ppm液に加用) 2回目処理:果房浸漬
ぶどう(サニールージュ)[無核栽培] 無種子化 12.5~25ppm - 満開時~満開3日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
花房浸漬(満開10~15日後にホルクロルフェニュロンによる果粒肥大促進処理を行うこと)
ぶどう(サニールージュ)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 25ppm - 満開3~5日後 (落花期) 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
花房浸漬(ホルクロルフェニュロン10ppm液に加用)
ぶどう(サニールージュ)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 第1回目12.5~25ppm 第2回目25ppm - 満開時~満開3日後(第1回目)及び満開10~15日後(第2回目) 2回(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
1回目処理:花房浸漬 2回目処理:果房浸漬
ぶどう(サニールージュを除く巨峰系4倍体品種)[無核栽培] 果房伸長促進 3~5ppm 30~100L/10a 展葉3~5枚時 1回
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
花房散布 巨峰系4倍体品種:巨峰、ピオーネ、安芸クイーン、翠峰、サニールージュ、藤稔、高妻、白峰、ゴルビー、多摩ゆたか、紫玉、黒王、紅義、シナノスマイル、ハイベリー、オーロラブラック 
ぶどう(サニールージュを除く巨峰系4倍体品種)[無核栽培] 無種子化 12.5~25ppm - 満開時~満開3日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
花房浸漬(満開10~15日後にホルクロルフェニュロンによる果粒肥大促進処理を行うこと) 巨峰系4倍体品種:巨峰、ピオーネ、安芸クイーン、翠峰、サニールージュ、藤稔、高妻、白峰、ゴルビー、多摩ゆたか、紫玉、黒王、紅義、シナノスマイル、ハイベリー、オーロラブラック 
ぶどう(サニールージュを除く巨峰系4倍体品種)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 25ppm - 満開3~5日後 (落花期) 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
花房浸漬(ホルクロルフェニュロン10ppm液に加用) 巨峰系4倍体品種:巨峰、ピオーネ、安芸クイーン、翠峰、サニールージュ、藤稔、高妻、白峰、ゴルビー、多摩ゆたか、紫玉、黒王、紅義、シナノスマイル、ハイベリー、オーロラブラック 
ぶどう(サニールージュを除く巨峰系4倍体品種)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 第1回目12.5~25ppm 第2回目25ppm - 満開時~満開3日後(第1回目)及び満開10~15日後(第2回目) 2回(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
1回目処理:花房浸漬 2回目処理:果房浸漬 巨峰系4倍体品種:巨峰、ピオーネ、安芸クイーン、翠峰、サニールージュ、藤稔、高妻、白峰、ゴルビー、多摩ゆたか、紫玉、黒王、紅義、シナノスマイル、ハイベリー、オーロラブラック
ぶどう(高尾) 果粒肥大促進 50~100ppm - 満開時~満開7日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
花房又は果房浸漬
ぶどう(デラウェア)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 第1回目100ppm 第2回目 75~100ppm 果房散布の場合は30~100L/10a 満開予定日18~14日前(第1回目)及び満開約10日後(第2回目) 2回(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内
1回目処理:花房浸漬(ホルクロルフェニュロン1~5ppm液に加用) 2回目処理:果房浸漬又は果房散布
ぶどう(デラウェア)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 第1回目100ppm 第2回目 75~100ppm 果房散布の場合は30~100L/10a 満開予定日約14日前(第1回目)及び満開約10日後(第2回目) 2回(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内
1回目処理:花房浸漬 2回目処理:果房浸漬又は果房散布                       
ぶどう(ハニーシードレス) 着粒安定、果粒肥大促進 100ppm - 満開3~6日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
花房又は果房浸漬
ぶどう(ヒムロッドシードレス) 果粒肥大促進 100ppm - 着粒後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
果房浸漬
ぶどう(ヒムロッドシードレスを除く2倍体米国系品種)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 第1回目100ppm 第2回目 75~100ppm 果房散布の場合は30~100L/10a 満開予定日約14日前(第1回目)及び満開約10日後(第2回目) 2回(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内
1回目処理:花房浸漬 2回目処理:果房浸漬又は果房散布                        2倍体米国系品種:マスカット・ベリーA、アーリースチューベン(バッファロー)、旅路(紅塩谷)
ぶどう(ヒロハンブルグ)[有核栽培] 果粒肥大促進 50~100ppm 果房散布の場合は70~80L/10a 満開10~15日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
果房浸漬又は果房散布            
ぶどう(ヒロハンブルグを除く2倍体欧州系品種)[有核栽培] 果粒肥大促進 25ppm - 満開10~20日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
果房浸漬 2倍体欧州系品種:ロザリオ ビアンコ、ロザキ、瀬戸ジャイアンツ、マリオ、アリサ、イタリア、紫苑、ルーベルマスカット、ロザリオ ロッソ、シャインマスカット
ぶどう(ふくしずく) 果粒肥大促進 50~100ppm - 満開時~満開7日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
花房又は果房浸漬
ぶどう(2倍体欧州系品種)[無核栽培] 果房伸長促進 3~5ppm 30~100L/10a 展葉3~5枚時 1回
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
花房散布 2倍体欧州系品種:ロザリオ ビアンコ、ロザキ、瀬戸ジャイアンツ、マリオ、アリサ、イタリア、紫苑、ルーベルマスカット、ロザリオ ロッソ、シャインマスカット 
ぶどう(2倍体欧州系品種)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 25ppm - 満開3~5日後 (落花期) 1回(降雨等により再処理を行う場合は計2回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
花房浸漬(ホルクロルフェニュロン10ppm液に加用) 2倍体欧州系品種:ロザリオ ビアンコ、ロザキ、瀬戸ジャイアンツ、マリオ、アリサ、イタリア、紫苑、ルーベルマスカット、ロザリオ ロッソ、シャインマスカット 
ぶどう(2倍体欧州系品種)[無核栽培] 無種子化、果粒肥大促進 第1回目25ppm 第2回目25ppm - 満開時~満開3日後(第1回目)及び満開10~15日後(第2回目) 2回(降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内)
ジベレリン剤3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内
1回目処理:花房浸漬 2回目処理:果房浸漬 2倍体欧州系品種:ロザリオ ビアンコ、ロザキ、瀬戸ジャイアンツ、マリオ、アリサ、イタリア、紫苑、ルーベルマスカット、ロザリオ ロッソ、シャインマスカット 
ぶどう(巨峰)[有核栽培] 果粒肥大促進 25ppm - 満開10~20日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
果房浸漬
ぶどう(ハニービーナス)[有核栽培] 果粒肥大促進 25ppm - 満開10~20日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
果房浸漬
ぶどう(ルビーロマン)[有核栽培] 果粒肥大促進 25ppm - 満開10~20日後 1回(降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内)
ジベレリン剤1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内
果房浸漬
平兵衛酢 果皮の緑色維持 10~25ppm 50~400L/10a 収穫予定14~30日前 1回
果実散布
平兵衛酢 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
立木全面散布又は枝別散布
平兵衛酢 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
散布
紅まどんな 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 収穫後~3月 1回
ジベレリン剤3回以内
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液に加用)
紅まどんな 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
ジベレリン剤3回以内
立木全面散布又は枝別散布
紅まどんな 水腐れ軽減 0.5~1ppm 50~500L/10a 着色終期 但し、収穫7日前まで 1回
ジベレリン剤3回以内
果実散布
紅まどんな 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
ジベレリン剤3回以内
散布
ぽんかん 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 収穫後~3月 1回
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液に加用)
ぽんかん 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
立木全面散布又は枝別散布
ぽんかん 水腐れ軽減 0.5ppm 50~500L/10a 着色始期~4分着色期 但し、収穫21日前まで 1回
果実散布
ぽんかん 落果防止 25~50ppm 50~100L/10a 開花始め~満開10日後 1回
散布
みつば(軟化栽培を除く) 生育促進 10ppm 50~100L/10a 本葉2~3枚時 (第1回目) とその2週間後 (第2回目) 但し、収穫14日前まで 2回
ジベレリン剤3回以内(種子への処理は1回以内、は種後は2回以内)
葉面散布
みつば(軟化栽培) 生育促進 20~50ppm 50~100L/10a 根株伏込時 1回
ジベレリン剤2回以内(種子への処理は1回以内、根株伏込時は1回以内)
根株上面に散布
メロン 着果促進 200ppm 1花当り2~5 mL 開花前日~翌日 1花当り1回
ジベレリン剤種子への処理は1回、1花当り1回
散布(4-CPA剤50倍液に加用)
野菜類 発芽促進 50~200ppm - は種前 1回
種子浸漬
ワシントンネーブル 花芽抑制による樹勢の維持 2.5ppm 200~700L/10a 収穫後~3月 1回
立木全面散布又は枝別散布(マシン油乳剤60~80倍液に加用)
ワシントンネーブル 花芽抑制による樹勢の維持 25~50ppm 50~250L/10a 収穫直後~収穫約1カ月後 1回
立木全面散布又は枝別散布
ワシントンネーブル 落果防止 500ppm 30~40L/10a 満開10~20日後の 幼果期 1回
幼果に散布
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 本剤は次表に従って所定量の水に希釈すれば希望濃度の水溶液を作ることが出来る。ただし、一時に全量の水に溶かすことなく、まず少量の水に溶かしたのちに希釈する。

錠剤1錠(ジベレリン 25mg含有)当りの水量
ジベレリン濃度水量
10 ppm2.5 L
12.5 ppm2 L
25 ppm1 L
50 ppm0.5 L
75 ppm0.333 L
100 ppm0.25 L
200 ppm0.125 L
300 ppm0.083 L
500 ppm0.05 L

錠剤8錠(ジベレリン 200mg含有)当りの水量
ジベレリン濃度水量
10 ppm20 L
12.5 ppm16 L
25 ppm8 L
50 ppm4 L
75 ppm2.667 L
100 ppm2 L
200 ppm1 L
300 ppm0.667 L
500 ppm0.4 L


(1) 薬液の調製法及び取扱い上の注意
● 使用にあたってはその都度溶解調製することが望ましい。溶解後放置すると効力が低下する場合があるので、なるべく調製当日に使い切る。
● 本剤の使用にあたっては、使用濃度、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所など関係機関の指導を受けることが望ましい。
● ボルドー液などアルカリ性の強い薬剤との混用はさける。

(2)使用上の注意
● ぶどう
○ ぶどうに関する作物名中の品種による区分は、ジベレリンに対するぶどうの反応性の違いを考慮した区分なので、ぶどうの品種がどの区分(品種群)に該当するか、病害虫防除所等関係機関に確認してから使用する。
○ 下記③の「ぶどうの品種による区分」に記載のない品種に対して本剤を初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるか、自ら事前に薬効及び薬害を確認した上で使用する。
○ ぶどうの品種による区分
・2倍体米国系品種
「マスカット・ベリーA」「アーリースチューベン(バッファロー)」「旅路(紅塩谷)」
・2倍体欧州系品種
「ロザリオ ビアンコ」「ロザキ」「瀬戸ジャイアンツ」「マリオ」「アリサ」「イタリア」「紫苑」「ルーベルマスカット」「ロザリオ ロッソ」「シャインマスカット」
・3倍体品種
「サマーブラック」「美嶺」「ナガノパープル」 「キングデラ」 「ハニーシードレス」「BKシードレス」
・巨峰系4倍体品種
「巨峰」「ピオ-ネ」「安芸クィ-ン」「翠峰」「サニ-ル-ジュ」「藤稔」「高妻」「白峰」「ゴルビー」「多摩ゆたか」「紫玉」「黒王」「紅義」「シナノスマイル」「ハイベリー」「オーロラブラック」
(「あづましずく」「ふくしずく」等の巨峰系4倍体シードレス品種は該当しない)
○ 降雨や、異常乾燥(フェーン現象等による異常乾燥)の心配の無い日を選んで処理する。
○ 処理後の天候急変(降雨、異常乾燥)で本剤の吸収が不十分になるおそれがある場合には、ジベレリンを含む農薬の総使用回数の範囲内で再処理を行うことができる。なお、再処理に当たっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受ける。
○ 本剤は樹勢の弱い樹や登熟の悪い枝等に対しては、効果が不十分なので使用をさけること。樹勢がやや強めの方が安定した効果が得られるが、極端に樹勢が強い場合はかえって効果が出にくいので樹勢の管理には十分気をつける。栽培管理については、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
○ 本剤の使用により、着粒が安定するとともに果粒の肥大が促進されるので、着粒過多(過密着)による裂果発生のおそれがある。また、果梗が硬化し脱粒しやすくなるので、裂果や脱粒を未然に防ぐため、開花前の整房や着粒後の摘粒等の栽培管理を適切に行う。栽培管理については、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
○ 使用時期や使用濃度を誤ると、花振い、着粒過多(過密着)、有核果混入等のおそれがあるので、使用時期、使用濃度は厳守する。
○ 無種子化を目的とした着粒前の処理の際は、特にていねいに処理することを心がけ、薬液が花蕾全体に十分いきわたるよう注意する。
○ 果粒肥大促進を目的とした着粒後の処理の際は、薬液が付きすぎないように、処理後ぶどうの枝やぶどう棚の針金を軽く振って余分な薬液を落とす。
○ 本剤をぶどう(2倍体米国系品種)に無種子化・果粒肥大促進の目的で使用する場合、第2回目処理を浸漬で行うときは100ppmで処理する。また、第2回目処理を散布で行うときは75~100ppm(80~100L/10a)で処理する。散布で行う場合、散布処理は浸漬処理に比べ果粒肥大がやや劣ることがあるので、健全な樹に対して行い、薬液が果房に十分かかるように注意する。
○ 本剤とストレプトマイシン剤を併用することで無核果率の向上を図ることができる。使用に当たっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。また、ストレプトマイシン剤の使用上の注意事項を厳守する。
○ 本剤をぶどう(デラウェア)[無核栽培]で使用する場合、満開予定日約14日前よりも早く処理するときは、花振いすることがあるのでホルクロルフェニュロン剤を加用する。
また、ホルクロルフェニュロン剤を加用して処理する際は、ホルクロルフェニュロン剤の使用上の注意事項を厳守する。
○ 本剤をぶどうの果房伸長促進の目的で使用する場合は、必ず花房だけを目がけて花房全体が十分濡れる程度に部分散布する。
この時期に誤って大量の薬液が枝や葉にかかると、その翌年に発芽不良などの新梢の生育障害が起こるおそれがあるので、動力噴霧機やスピードスプレーヤなどによる全面散布は行わない。
○ ぶどう(あづましずく)に使用する場合、満開4~13日後の1回処理で十分な効果が得られるが、栽培方法や樹勢等によっては満開時と満開4~13日後の2回処理する必要があるので、使用に当っては病害虫防除所等関係機関の指導を受ける。
○ ぶどう(巨峰、ルビーロマン、ハニービーナス)〔有核栽培〕に果粒肥大促進の目的で使用する場合は、早めの処理により無核化率が増加する傾向があるので、有核粒の結実を確認してから処理する。
● かんきつ
<落果防止>
○ 本剤処理により生理落果が軽減され着果が安定するが、品種等により本剤に対する感受性が異なるので、初めての品種等に使用する場合は最寄りの指導機関の指導を仰ぐか自ら事前に薬効薬害を確認した上で使用する。
○ 果面の粗滑や果皮の厚さ等果実品質への影響が懸念される場合があるので、使用時期、濃度は守る。
<花芽抑制による樹勢の維持>
○ 衰弱した樹勢のものに使用しても期待した効果が得られない場合があるので、衰弱した樹には使用しない。
○ 低温が続いた年(極端な低温の年)または花芽の減少が予測される裏年の場合は、遅い時期の低濃度処理を心がける。
○ 散布の際は薬液が葉先からしずくとなり落下する程度に散布する。
○ ジベレリンの使用濃度を2.5ppmで使用するときは、マシン油乳剤60~80倍液に加用する。
○ マシン油乳剤はジベレリンに加用の登録のある剤を使用し、マシン油乳剤の注意書きを確認のうえ、使用する。
● 温州みかん
<花芽抑制による樹勢の維持>
○ ジベレリンの使用濃度を2.5ppmで使用するときは、マシン油乳剤60~80倍液または展着剤に加用する。
○ マシン油乳剤または展着剤はジベレリンに加用の登録のある剤を使用し、マシン油乳剤または展着剤の注意書きを確認のうえ、使用する。
<浮皮軽減>
○ 本剤の処理により、着色が遅延することがあるため、貯蔵期間によって使用濃度を調整する。
使用濃度の目安
・貯蔵用または樹上完熟の温州みかんでは、概ね3.3~5ppm
・貯蔵しないあるいは貯蔵期間が短い温州みかんでは、概ね1~3.3ppm
○ 本剤処理により薬斑が残ることがあるため、使用に当たっては病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
● ワシントンネーブルの落果防止の目的で使用する場合は次の点に注意する。
○ 異常に結果歩合の低いものは処理しても効果の上がらないことがある。
○ 通常幼果1果当り小型噴霧器で0.1~0.2mL程度を噴霧する。
● 長門ユズキチ(無核)
長門ユズキチの落果防止および着果安定の目的で使用する場合は、薬液が花または幼果から滴り落ちる程度に散布する。
● 日向夏
日向夏の無種子化および落果防止の目的で使用する場合は、薬液が花または幼果から滴り落ちる程度に散布する。
● びわ(3倍体)
○ 本剤処理しないとすべて落果するので必ず処理する。
○ 樹勢が弱いと果実肥大等の効果が出にくい場合があるので、樹勢は強めに維持する。2回目処理時に1果そうに数果残しておき、果形の良否が判断できる時期に品質の良い果実を残して摘果し、適正着果量をこころがける。
○ 第1回目の使用時期が早すぎると果梗部のネックが発生しやすく、第2回目の使用時期が遅すぎたり、使用濃度が高い場合は果面の緑斑が残りやすい傾向があるので、使用時期、使用濃度を守る。
● びわ(麗月)
○ 麗月では他のびわ品種の花粉により受精し有種子果実となるため、無核果実生産を行う場合は、他の品種の花粉による受精を行わないように、開花前から花房への被袋を行う。
○ 樹勢が弱いと果実肥大等の効果が出にくい場合があるので、樹勢は強めに維持する。2回目処理時に1果そうに数果残しておき、果形の良否が判断できる時期に品質の良い果実を残して摘果し、適正着果量をこころがける。
● すもも(貴陽)
○ 授粉を行ってから、散布する。
○ 薬液が付きすぎないように、処理後、枝や棚の針金を軽く振って余分な薬液を落とす。
○ 第1回目の処理が早すぎると棘状の枝の発生が見られ、遅すぎると着果安定効果が劣る傾向があるので、所定の使用時期に使用する。
○ 本剤の散布により結実が過多となった場合は、果実が小さくなる傾向があるので、予備摘果と仕上げ摘果を行い着果量を調節する。
● みつば(軟化栽培を除く)
葉の表裏に十分散布する。高温長日条件下の散布は抽苔しやすくなるので、秋作を中心に処理した方がよい。
● みつば(軟化栽培)
灌水は処理の当日はさけ、翌日に行う。散布により発生茎数が多くなるので根株の伏込みは心持ち加減する。
● いちご
<着果数増加・熟期促進>
○ 処理したいちごの果柄がのび、花、果実が葉の上に出た頃寒波がくると特に寒害を受け易いので防寒に留意する。
○ 本剤の散布適期は休眠に突入して矮化が始まる直前であり、休眠に入ってからでは効果が期待できないので、時期を失わないよう、いちごの生育状況に応じて散布時期を決める。
又、第1回目処理後、生育状況をみながら必要に応じて追加処理をする。
○過剰散布は根の発育抑制やくず果を増加させるので、使用濃度、散布液量を厳守する。
<果柄の伸長促進>
処理したいちごの果柄がのび、花、果実が葉の上に出た頃寒波がくると特に寒害を受け易いので防寒に留意する。
● 畑わさび
○ 花芽分化前に処理しても効果が出にくいので、花芽分化開始を確認してから処理する。
○ 全面散布は効果が劣るので株の中心部に散布し、効果を高めるため必ず2回処理する。気温が5℃以下では効果が劣るので11月上旬からビニール等で被覆し、保温管理する。また、15℃以上になると花芽分化が抑制されるので、15℃以上にならないよう温度管理には十分注意する。
● ばれいしょ
○ 種いも切断後の処理は薬害を生じるおそれがあるのでさけ、必ず種いもを切断せずに処理する。
○ 浸漬時間が長くなったり、高濃度液に浸漬すると薬害を生じるおそれがあるので所定の浸漬時間及び使用濃度を厳守する。
○ 薬剤処理した種いもは長時間ぬれたままにしておくと発芽遅延等の薬害を生じるので、風通しのよい場所ですみやかに乾燥させる。
○ 種いもを切断する場合は処理した薬液が十分乾いてから行う。
○ 薬剤処理した種いもは食料又は飼料には使用しない。
○ 品種により本剤に対する感受性が異なるので、本剤を初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるか、自ら事前に薬効及び薬害を確認した上で使用する。
● 花き
○ 処理濃度、量、回数は必要最小限にとどめ、徒長や軟弱化を防ぐため栽培管理に十分注意する。
○ 処理の際には花蕾のある中心部めがけて噴霧する。
○ ソリダゴ
・高温期の処理では効果を示さないので、低温期(11~3月頃)に処理する。
・処理により草丈および切り花重がやや低下することがある。
○ さつき
さつきの未開花苗に使用する場合は、茎の伸長状況を見ながら対象品種の成木の開花時期を参考にして、使用時期を決める。
○ さくら(切り枝促成栽培)
休眠が深い時期の処理は効果が出にくいので、自発休眠の浅い時期に処理する。
(3)適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬効薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

● 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。使用後は洗眼する。
● 使用の際は農薬用マスクなどを着用する。作業後はうがいをする。
● 浸漬処理に使用する際は不浸透性手袋などを着用する。
● 浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。

火災時の措置

漏出時の措置

輸送上の注意

廃棄上の注意

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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