製品情報

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殺虫殺菌剤
パダンオリゼメート粒剤
農林水産省登録 第21141号
製品分類 殺虫殺菌剤
種類名 カルタップ・プロベナゾール粒剤
有効成分 カルタップ塩酸塩:4.0%
プロベナゾール:8.0%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
殺虫剤分類 14
 
殺菌剤分類 P2
性状 類白色細粒
毒性 劇物
危険物 非該当
有効年限 4年
包装 3kg×8

適用表*データは2025年4月23日現在の内容です。

作物名で絞り込み
病害虫名で絞り込み
作物名 適用
病害虫名
希釈倍数
(倍)
使用液量
/ 使用量
使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
イネツトムシ 3~4kg/10a 収穫30日前まで 2回以内
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内) プロベナゾール剤2回以内(移植時までの処理は1回以内)
散布
いもち病 3~4kg/10a 収穫30日前まで 2回以内
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内) プロベナゾール剤2回以内(移植時までの処理は1回以内)
散布
コブノメイガ 3~4kg/10a 収穫30日前まで 2回以内
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内) プロベナゾール剤2回以内(移植時までの処理は1回以内)
散布
白葉枯病 3~4kg/10a 収穫30日前まで 2回以内
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内) プロベナゾール剤2回以内(移植時までの処理は1回以内)
散布
ニカメイチュウ 3~4kg/10a 収穫30日前まで 2回以内
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内) プロベナゾール剤2回以内(移植時までの処理は1回以内)
散布
もみ枯細菌病 3~4kg/10a 収穫30日前まで 2回以内
カルタップ剤6回以内(浸種前は1回以内、浸種後から直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内) プロベナゾール剤2回以内(移植時までの処理は1回以内)
散布
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 本剤を使用した場合には、チオシクラム又はベンスルタップを含む剤は使用しない。
● 使用量に合わせ秤量し、使いきる。
● 砂質土壌及び漏水の大きな水田での使用はさける。
● 籾枯細菌病に対しては効果の不十分な場合があるので、籾枯細菌病のみを対象とすることをさけ、穂いもち病等との同時防除を目的として使用する。
● 本剤は湛水状態(湛水深3~5cm)でまきむらのないように均一に散布し、散布後少なくとも4~5日間はそのまま湛水状態を保ち、田面を露出させたり水を切らしたりしないように注意し、また散布後7日間は落水、かけ流しはしない。
● 本剤は予防的に散布した場合に有効である。葉いもち防除の使用適期日は、初発の7~10日前であるので、発生予察情報に注意して時期を失しないように散布する。穂いもち防除の使用適期は、出穂の3~4週間前である。
 また、白葉枯病に対しては、移植後なるべく早い時期に使用する方が有効であるので、移植活着後(移植後7~10日)なるべく早く使用する。
 なお、出穂以降の白葉枯病、もみ枯細菌病に対する使用適期は、出穂3~4週間前である。

安全使用上の注意

● 医薬用外劇物。取扱いには十分注意する。
誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせる。
本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当を受ける。
● 蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着するおそれのある場所では使用をさける。
● カルタップによる中毒に対しては動物実験でL-システイン製剤の投与が有効であると報告されている。
● 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
● 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意する。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
● 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用する。
作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換する。
● 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
● かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物との接触をさける。
● 夏期高温時の使用をさける。
● 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。
● 水産動植物(甲殻類、ドジョウ)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。養殖池等周辺での使用はさける。
● 散布後は水管理に注意する。
● 直射日光をさけ、鍵のかかるなるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。

火災時の措置

●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

●移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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