製品情報

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殺菌剤
ダコレート水和剤
農林水産省登録 第21818号
製品分類 殺菌剤
種類名 ベノミル・TPN水和剤
有効成分 ベノミル:20.0%
TPN:50.0%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
殺菌剤分類 1,M5
性状 類白色水和性粉末 63μm以下
毒性 普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 非該当
有効年限 4年
包装 100g×100、500g×20
育苗箱のイネ苗を幅広い病原菌から守る
ももの病害防除に

特長

  • ●本剤は、保護殺菌剤TPN(ダコニール)と、予防・治療効果のある殺菌剤ベノミル(ベンレート)との混合剤です。
  • ●育苗箱に発生する稲の苗立枯病は、数多くの病原菌が原因です。
  • ●キャベツ、はくさい、ブロッコリー、アスパラガスなどに適用があります。

技術資料・チラシ *画像またはテキストリンクをクリックするとチラシ(PDF)が開きます。

適用表*データは2024年9月11日現在の内容です。

作物名で絞り込み
病害虫名で絞り込み
作物名 適用
病害虫名
希釈倍数
(倍)
使用液量
/ 使用量
使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
アスパラガス 茎枯病 1000 100~500L/10a 収穫終了後 4回以内
ベノミル:5回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は4回以内) TPN:4回以内
散布
アスパラガス 斑点病 1000 100~500L/10a 収穫終了後 4回以内
ベノミル:5回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は4回以内) TPN:4回以内
散布
稲(箱育苗) いもち病(苗いもち) 400 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り0.5L は種時 1回
ベノミル:2回以内(種子への処理は1回以内、床土への混和は1回以内) TPN:2回以内
灌注
稲(箱育苗) 苗立枯病(トリコデルマ菌) 400~600 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り0.5L は種時から緑化期 但し、は種14日後まで 2回以内
ベノミル:2回以内(種子への処理は1回以内、床土への混和は1回以内) TPN:2回以内
灌注
稲(箱育苗) 苗立枯病(トリコデルマ菌) 800~1200 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り1L は種時から緑化期 但し、は種14日後まで 2回以内
ベノミル:2回以内(種子への処理は1回以内、床土への混和は1回以内) TPN:2回以内
灌注
稲(箱育苗) 苗立枯病(フザリウム菌) 400~600 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り0.5L は種時から緑化期 但し、は種14日後まで 2回以内
ベノミル:2回以内(種子への処理は1回以内、床土への混和は1回以内) TPN:2回以内
灌注
稲(箱育苗) 苗立枯病(フザリウム菌) 800~1200 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り1L は種時から緑化期 但し、は種14日後まで 2回以内
ベノミル:2回以内(種子への処理は1回以内、床土への混和は1回以内) TPN:2回以内
灌注
稲(箱育苗) 苗立枯病(リゾープス菌) 400~600 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り0.5L は種時から緑化期 但し、は種14日後まで 2回以内
ベノミル:2回以内(種子への処理は1回以内、床土への混和は1回以内) TPN:2回以内
灌注
稲(箱育苗) 苗立枯病(リゾープス菌) 800~1200 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り1L は種時から緑化期 但し、は種14日後まで 2回以内
ベノミル:2回以内(種子への処理は1回以内、床土への混和は1回以内) TPN:2回以内
灌注
キャベツ 菌核病 1000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
ベノミル:7回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は6回以内) TPN:3回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内、散布、無人航空機散布及びエアゾル剤の噴射は合計2回以内)
散布
キャベツ 根朽病 1000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
ベノミル:7回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は6回以内) TPN:3回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内、散布、無人航空機散布及びエアゾル剤の噴射は合計2回以内)
散布
キャベツ べと病 1000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
ベノミル:7回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は6回以内) TPN:3回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内、散布、無人航空機散布及びエアゾル剤の噴射は合計2回以内)
散布
たまねぎ 灰色かび病 800 100~300L/10a 収穫7日前まで 6回以内
ベノミル:8回以内(種子粉衣は1回以内、育苗培土混和、灌注または苗根部浸漬は合計1回以内、散布は6回以内) TPN:6回以内
散布
はくさい 菌核病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 2回以内
ベノミル:3回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は2回以内) TPN:3回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計2回以内)
散布
はくさい 黒斑病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 2回以内
ベノミル:3回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は2回以内) TPN:3回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計2回以内)
散布
はくさい べと病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 2回以内
ベノミル:3回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は2回以内) TPN:3回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計2回以内)
散布
ブロッコリー 菌核病 1000 100~300L/10a 出蕾前 但し、収穫21日前まで 2回以内
ベノミル:4回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は3回以内) TPN:3回以内(土壌灌注は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計2回以内)
散布
ブロッコリー べと病 1000 100~300L/10a 出蕾前 但し、収穫21日前まで 2回以内
ベノミル:4回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は3回以内) TPN:3回以内(土壌灌注は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計2回以内)
散布
もも 枝折病 1000 200~700L/10a 収穫3日前まで 3回以内
ベノミル:3回以内 TPN:6回以内
散布
もも 果実赤点病 1000~1500 200~700L/10a 収穫3日前まで 3回以内
ベノミル:3回以内 TPN:6回以内
散布
もも 黒星病 1000 200~700L/10a 収穫3日前まで 3回以内
ベノミル:3回以内 TPN:6回以内
散布
もも すすかび病 1000 200~700L/10a 収穫3日前まで 3回以内
ベノミル:3回以内 TPN:6回以内
散布
もも 灰星病 1000~1500 200~700L/10a 収穫3日前まで 3回以内
ベノミル:3回以内 TPN:6回以内
散布
もも ホモプシス腐敗病 1000~1500 200~700L/10a 収穫3日前まで 3回以内
ベノミル:3回以内 TPN:6回以内
散布
レタス すそ枯病 1500 100~300L/10a 収穫14日前まで 3回以内
ベノミル:5回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は4回以内) TPN:5回以内(土壌灌注は2回以内、散布及び無人航空機散布は合計3回以内)
散布
レタス 灰色かび病 1500 100~300L/10a 収穫14日前まで 3回以内
ベノミル:5回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は4回以内) TPN:5回以内(土壌灌注は2回以内、散布及び無人航空機散布は合計3回以内)
散布
レタス べと病 1500 100~300L/10a 収穫14日前まで 3回以内
ベノミル:5回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は4回以内) TPN:5回以内(土壌灌注は2回以内、散布及び無人航空機散布は合計3回以内)
散布
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
● 本剤の所定量に少量の水を加えて糊状にねり、のち所要量の水を加え十分かきまぜて散布液を調製し、調製後はそのまま放置せずできるだけ速やかに散布する。
● 稲に使用する場合、育苗箱から希釈液が漏出しないように注意する。
● 稲の緑化期に使用する場合、発病後の処理では効果が劣ることがあるので注意する。
● ボルドー液や石灰硫黄合剤などのアルカリ性薬剤との混用はさける。

安全使用上の注意

●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにする。
● 誤飲、誤食などのないように注意する。
誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせる。
本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受ける。
● 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受ける。
● 本剤は皮ふに対して刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意する。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落す。
● 夏期高温時の使用をさける。
● 使用の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用する。
作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換する。
● 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
● かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさける。
● 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しない。
● 移植後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意する。
● 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
● 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。

火災時の措置

●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

●移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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