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殺菌剤
ダコニール1000
農林水産省登録 |
第21759号 |
製品分類 |
殺菌剤 |
種類名 |
TPN水和剤 |
有効成分 |
TPN:40.0% |
作⽤機構分類番号
(RACコード)
|
|
性状 |
類白色水和性粘稠懸濁液体 |
毒性 |
普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 |
非該当 |
有効年限 |
5年 |
包装 |
250mL×40、500mL×20 |
効率的な防除で、病害防除の手間とコストを削減
病害の予防と同時防除とダコニール1000
特長
- ●広範囲の病害に有効です。
- ●発売以来耐性菌が問題になった事例は確認されていません。
- ●薬液調整が容易です。
- ・水中分散性、懸濁性にすぐれていますので、所定量を水中に入れ攪拌すれば速やかに安定した散布液が出来ます。
技術資料・チラシ *画像またはテキストリンクをクリックするとチラシ(PDF)が開きます。
関連動画
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多くの病気を同時防除!「ダコニール1000」の特徴
【農薬Q&A】たまねぎのべと病の防除に有効な薬剤と散布時期を教えてください
適用表*データは2025年4月23日現在の内容です。
作物名 |
適用 病害虫名 |
希釈倍数 (倍) |
使用液量 / 使用量 |
使用時期 |
本剤の 使用回数 |
使用方法 |
適用表をさらに表示
使用上の注意
効果・薬害等の注意
● 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
● 使用直前に、容器をよく振る。
● 石灰硫黄合剤との混用はさける。
● 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意を守る。
〇 散布は各散布機種の散布基準に従って実施する。
〇 散布にあっては、散布機種に適合した散布装置を使用する。
〇 散布中、薬液が漏れないように機体の散布用配管その他散布装置の十分な点検を行う。
〇 散布薬液の飛散によって動植物及び自動車の塗装等へ影響を与えないよう散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意する。
〇 散布終了後、機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理する。また使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄する。
● ストレプトマイシン剤及びホセチル剤と混用する場合、必ず本剤を先に所定の濃度に希釈してからそれぞれの剤を加える。
● 稲(箱育苗)に使用する場合、次の事項に注意する。
○ 緑化期に使用する場合、発病後の処理では効果が劣ることがあるので注意する。
○ 育苗箱から希釈液が漏出しないように注意する。
● りんごに使用する場合、次の事項に注意する。
○ ゴールデンの後代品種(つがる、世界一、ジョナゴールド等)には、葉に薬害を生じるので使用しない。
○ 本剤の散布により、サビ果が多くなるおそれがあるので落花後20日間は散布しない。
● なしに使用する場合、二十世紀以外の品種には葉に薬害を生じるので使用しない。また、二十世紀であっても7月以前に使用すると葉に薬害を生じるので7月以降に使用する。
● 有袋栽培のももに使用する場合、除袋直後の散布は果面に日焼け症状が出るおそれがあるのでさける。
● いちじくに使用する場合、果実に薬害が生じるおそれがあるので、果実肥大期の初期あるいは夏期高温時の散布はさける。
● ねぎ及びわけぎに土壌灌注として使う場合、は種時から出芽直後の処理においては生育抑制のおそれがあるため注意する。
● レタスに使用する場合、生育遅延のおそれがあるので高温期の灌注はさける。
● しそに使用する場合、薬液による汚れが生じるおそれがあるので、葉にかからないよう株元に散布する。
● 常温煙霧として使用する場合は、次の事項に注意する。
○ 専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧する。特に常温煙霧装置の選定及び使用にあたっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受ける。
○ 煙霧が直接作物体に当たると汚れが生じるおそれがあるので、施設上部に噴頭部を設置するなど、煙霧が作物体に直接当たらないようにする。
○ 作業は出来るだけ夕方に行い、終了後は6時間以上密閉する。
● 花き類・観葉植物に使用する場合、花弁に薬液が付着すると漂白・退色などによる斑点を生じる場合があるので着色期以降の散布はさける。また、薬液による汚れが生じるおそれがあるので、収穫間際の散布はさける。ただし、球根生産(チューリップ)の場合は、問題なく使用できる。
● みずかけな(水掛菜)、カラー及び花はすに使用する場合は、ほ場内に水がない状態で使用する。また、使用後14日間は入水しない。
● 芝に使用する場合、夏期高温時の散布、特に暖地では葉に薬害(黄変または褐変)を生じることがあるので注意する。
● 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
● 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
● 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにする。
● 誤飲などのないよう注意する。
● 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
● 本剤は皮ふに対して刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
● 使用の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用する。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換する。
● 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
● かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさける。
● 夏期高温時の使用をさける。
● 街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。
● 常温煙霧中はハウス内へ入らない。また常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室する。
● 水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用する。養殖池周辺での使用はさける。
● 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しない。
● 移植後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意する。
● 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
● 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意する。
● 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管する。
火災時の措置
●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。
漏出時の措置
●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。
輸送上の注意
●移送取扱いは、ていねいに行う。
廃棄上の注意
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
廃棄に関する注意
【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
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