製品情報

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殺菌剤
スポルタックスターナSE
農林水産省登録 第18554号
製品分類 殺菌剤
種類名 オキソリニック酸・プロクロラズ水和剤
有効成分 オキソリニック酸:20.0%
プロクロラズ:5.0%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
殺菌剤分類 31,3
性状 淡褐色水和性粘稠懸濁液体
毒性 普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 非該当
有効年限 3年
包装 100mL×60本、500mL×20本
まとめて防ぐ

特長

  • ●エルゴステロール阻害剤のプロクロラズ(商品名:スポルタック)と細菌病に効果のあるオキソリニック酸(商品名:スターナ)の混合製剤です。
  • ●糸状菌および細菌による病害の同時防除が可能で、混用の手間がかかりません。
  • ●稲の種子消毒(種子浸漬、吹き付け又は塗沫)専用剤です。
  • ●本製剤のSE(サスポエマルジョン)とは微粒化された固体原体のオキソリニック酸と乳化された液体原体のプロクロラズが同時に存在する安定性に優れた製剤(フロアブル剤の一種)です。
  • ●本剤成分のプロクロラズおよびオキソリニック酸は水稲に対して安全性が高いことが実証されています。

技術資料・チラシ *画像またはテキストリンクをクリックするとチラシ(PDF)が開きます。

適用表*データは2025年3月12日現在の内容です。

作物名で絞り込み
病害虫名で絞り込み
作物名 適用
病害虫名
希釈倍数
(倍)
使用液量
/ 使用量
使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
いもち病 20 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
10分間浸漬
いもち病 200 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
24時間浸漬
いもち病 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液 30mL) 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
吹付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
褐条病 20 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
10分間浸漬
褐条病 200 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
24時間浸漬
褐条病 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液 30mL) 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
吹付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
ごま葉枯病 20 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
10分間浸漬
ごま葉枯病 200 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
24時間浸漬
ごま葉枯病 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液 30mL) 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
吹付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
苗立枯細菌病 20 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
10分間浸漬
苗立枯細菌病 200 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
24時間浸漬
苗立枯細菌病 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液 30mL) 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
吹付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
ばか苗病 20 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
10分間浸漬
ばか苗病 200 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
24時間浸漬
ばか苗病 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液 30mL) 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
吹付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
もみ枯細菌病 20 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
10分間浸漬
もみ枯細菌病 200 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
24時間浸漬
もみ枯細菌病 7.5倍(乾燥種籾1kg当り希釈液 30mL) 浸種前 1回
オキソリニック酸剤1回以内、プロクロラズ剤1回以内
吹付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
● 種子消毒は浸種前に行い、消毒後は風乾し、水洗いせずに浸種する。
● 浸漬処理の場合、籾と処理薬液の容量比は1:1以上とし、種籾はサラン網など粗目の袋を用い、薬液処理時によくゆする。
● 吹付け処理の場合は種子消毒機を使用し、均一に付着させて乾燥する。また、塗沫処理の場合は適当な容器内で種籾を撹拌しながら、薬液を滴下するなどして、種籾に均一に付着させる。
● 本剤の処理を行った種籾を浸種する場合は、次の注意事項を守る。
○ 籾と水の容量比は1:2とし、停滞水中で浸種する。
○ 水の交換は原則として行わない。但し、水温が高い場合など酸素不足になるおそれがある場合は静かに換水する。
○ 河川、湖沼、ため池などでは浸種しない。
● 本剤の処理により、軽度の初期生育遅延を認めることがあるが、その後回復するので通常の管理を維持する。
● 下記のような土を育苗土として用いる場合には、根上りを助長するおそれがあるので播種時に十分潅水し、覆土を十分にして積み重ねによる出芽を行う。
○ 粒子が細かく、しかも水分含量の低い土。
○ 根上りに関する注意事項が明記されているような人工培土。
尚、万一根上りが起きた場合には、直ちに潅水して覆土を落ち着かせ、再覆土を行う。
● 本剤で処理した種子は食料や動物飼料として用いない。
● 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

● 誤飲などのないよう注意する。
誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせる。
本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受ける。
● 本剤は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合には直ちに水洗する。
● 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので、皮ふに付着しないよう注意する。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
● 使用の際は、農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。また薬剤に直接触れたりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをする。
● 浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。

火災時の措置

●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

●移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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