製品情報

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殺菌剤
スターナ水和剤
農林水産省登録 第17203号
製品分類 殺菌剤
種類名 オキソリニック酸水和剤
有効成分 オキソリニック酸:20.0%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
殺菌剤分類 31
性状 類白色水和性粉末 45μm以下
毒性 普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 非該当
有効年限 4年
包装 100g×100袋、500g×20袋
野菜の細菌病に実績あり

特長

  • ●作用機作は細菌のDNAの複製阻害によるものと考えられています。
  • ●グラム陰性菌に効果がありますが、グラム陽性菌には効果が期待できません。
  • ●予防的な散布で効果があります。
  • ●散布のほかに、稲の種子消毒(種子浸漬、種子粉衣、吹き付け又は塗抹)、こんにゃくの種芋消毒に使えます。
  • ●WCS用イネにも使用可能です。

技術資料・チラシ *画像またはテキストリンクをクリックするとチラシ(PDF)が開きます。

適用表*データは2025年5月20日現在の内容です。

作物名で絞り込み
病害虫名で絞り込み
作物名 適用
病害虫名
希釈倍数
(倍)
使用液量
/ 使用量
使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
アスパラガス 軟腐病 2000 100~500L/10a 収穫前日まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
褐条病 7.5 乾燥種籾1kg当り30mL 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
褐条病 20 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
10分間種子浸漬
褐条病 200 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
24時間種子浸漬
褐条病 乾燥種子重量の0.5% 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
種子粉衣(湿粉衣)
褐条病 20 浸種後 1回
オキソリニック酸:1回
10分間種子浸漬
苗立枯細菌病 7.5 乾燥種籾1kg当り30mL 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
苗立枯細菌病 20 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
10分間種子浸漬
苗立枯細菌病 200 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
24時間種子浸漬
苗立枯細菌病 乾燥種子重量の0.5% 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
種子粉衣(湿粉衣)
苗立枯細菌病 20 浸種後 1回
オキソリニック酸:1回
10分間種子浸漬
もみ枯細菌病 7.5 乾燥種籾1kg当り30mL 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
もみ枯細菌病 20 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
10分間種子浸漬
もみ枯細菌病 200 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
5~24時間種子浸漬
もみ枯細菌病 400 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
24時間種子浸漬
もみ枯細菌病 400~800 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
48~72時間種子浸漬
もみ枯細菌病 乾燥種子重量の0.3~0.5% 浸種前 1回
オキソリニック酸:1回
種子粉衣(湿粉衣)
もみ枯細菌病 20 浸種後 1回
オキソリニック酸:1回
10分間種子浸漬
もみ枯細菌病 200 浸種後 1回
オキソリニック酸:1回
5時間種子浸漬
エンダイブ 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
カラー 軟腐病 30 球根100kg当り1~3L 定植前 1回
オキソリニック酸:1回
球根吹き付け処理
カリフラワー 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
きく 斑点細菌病 1000 100~300L/10a 5回以内
オキソリニック酸:5回以内
散布
キャベツ 黒斑細菌病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
キャベツ 軟腐病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
こんにゃく 腐敗病 1000 100~300L/10a 収穫14日前まで 5回以内
オキソリニック酸:6回以内(種いもへの吹き付けは1回以内、植付後は5回以内)
散布
こんにゃく 腐敗病 30~100 種いも1㎡当り150mL 植付前 1回
オキソリニック酸:6回以内(種いもへの吹き付けは1回以内、植付後は5回以内)
種いも吹き付け処理
さんとうさい 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫7日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
小粒核果類(すももを除く) かいよう病 1000 200~700L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
すもも かいよう病 1000 200~700L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
すもも 黒斑病 1000 200~700L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
ズッキーニ 軟腐細菌病 1000 100~300L/10a 収穫前日まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
セルリー 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
たばこ 空胴病 1000~1500 25~180L/10a 収穫10日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
たまねぎ 軟腐病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 5回以内
オキソリニック酸:5回以内
散布
たまねぎ りん片腐敗病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 5回以内
オキソリニック酸:5回以内
散布
だいこん 軟腐病 1000 100~300L/10a 収穫14日前まで 5回以内
オキソリニック酸:5回以内
散布
赤焼病 1000 200~400L/10a 摘採7日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
チンゲンサイ 軟腐病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
トレビス 萎凋細菌病 2000 100~300L/10a 収穫3日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
なし 枝枯細菌病 1000 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
にんじん 軟腐病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
にんじん 斑点細菌病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
ねぎ 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
ネクタリン せん孔細菌病 1000 200~700L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
はくさい 黒斑細菌病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
はくさい 軟腐病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
はなっこりー 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫前日まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
ばれいしょ 軟腐病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 5回以内
オキソリニック酸:5回以内(種いも浸漬は1回以内)
散布
パセリ 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
非結球レタス 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
非結球レタス 斑点細菌病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
非結球レタス 腐敗病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
ピーマン 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫前日まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
ブロッコリー 花蕾腐敗病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
ブロッコリー 黒斑細菌病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
ブロッコリー 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫14日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
未成熟とうもろこし 褐色腐敗病 1000 100~300L/10a 収穫前日まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
もも せん孔細菌病 1000 200~700L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
らっきょう 軟腐病 1000 100~300L/10a 収穫7日前まで 3回以内
オキソリニック酸:3回以内
散布
レタス 軟腐病 2000 100~300L/10a 収穫7日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
レタス 斑点細菌病 2000 100~300L/10a 収穫7日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
レタス 腐敗病 2000 100~300L/10a 収穫7日前まで 2回以内
オキソリニック酸:2回以内
散布
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
● 浸漬処理の場合は、籾と薬液の容量比は1:1以上とし、種籾はサラン網など粗目の袋を用い、薬液処理時によくゆする。
● 長時間浸漬の場合は、浸漬処理中に1~2回攪拌する。
● 粉衣処理は付着をよくするため、湿粉衣とする。
● 薬液処理した種籾は、風乾後、水洗いせずに浸種する。
● 消毒後の浸種は水槽で行い、水の交換は原則として初めの2日間は行わない。
その後水を換える場合は静かに行う。
● 稲に吹付け処理する場合、種子消毒機を使用し、種籾に均一に付着させて乾燥する。
また、塗沫処理の場合は、適当な容器内で種籾を攪拌しながら、薬液を滴下するなどして、種籾に均一に付着させる。
● カラーに吹き付け処理する場合、噴霧器を使用し、球根全体に薬液を付着させる。
また、薬剤処理後、風乾してから球根を定植する。
● 野菜類の細菌病に使用する場合、多発条件下では効果が劣る例もみられるので注意する。
● 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。
● 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

● 誤飲、誤食などのないよう注意する。
誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせる。
本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当を受ける。
● 本剤は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合には直ちに水洗する。
● 使用の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。
また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをする。
● 浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。

火災時の措置

●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

●移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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