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ボルドー
殺菌剤
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![]() 効果・薬害等の注意
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● 核果類には薬害を生じるおそれがあるので付近にある場合にはかからないように注意して散布する。 ● かんきつに散布する場合は、薬害(スターメラノーズ)の発生を防止するために炭酸カルシウム水和剤(クレフノンなど)を加用(200倍)する。特に果実の着生時期の散布では厳守する。 ● くりに散布する場合には、薬害の発生を防止するために炭酸カルシウム剤(クレフノンなど)を加用(100倍)する。 ● 雑柑類、特にワシントンネーブルなどに対しては薬害を生じるおそれがあるので、高濃度(1000倍)液の散布はさける。 ● 本剤は無機の銅剤であるため、きゅうり、メロン、キャベツ、はくさいに対して薬害を生じるおそれがあるので、下記の事項に十分注意する。 ○幼苗期は特に発生しやすいので、中期以降の散布にする。 ○高温時の散布は症状が激しくなることがあるのでさける。 ○連続散布すると葉の周辺が黄化したり硬化したりすることがあるので過度の連用をさける。 ○炭酸カルシウム剤の所定量の添加は、薬害軽減に有効であるが、収穫間際では収穫物に汚れを生じるので留意する。 ● レタス、非結球レタスに使用する場合は薬害を生じることがあるので炭酸カルシウム剤を加用する。特に幼苗期や高温散布は薬害を生じやすいのでさける。なお、収穫間際の散布では収穫物に汚れを生じる場合があるので留意する。 ● ほうれんそうに使用する場合、収穫間際の散布は収穫物に汚れを生じるおそれがあるので留意する。 ● 本剤をキウイフルーツに使用する場合、新梢が10cm以上に伸長したのちの散布は薬害を生じるので、使用時期に厳守する。 ● キャベツに使用する場合は結球開始期以降の散布をさける。 ● アブラナ科葉菜類(キャベツを除く)に対しては薬害を生じるおそれがあるので、高濃度(500倍)液の散布はさける。 ● アスパラガスに使用する場合は、植物体が軟弱な時は炭酸カルシウム剤を加用する。 ● 稲に使用する場合は薬害を生じやすく、特に出穂期以降は生じやすいので、出穂10日前以降の使用はさける。なお、散布後少なくとも7日間は落水、かけ流しはしない。 ● 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。 |
![]() 安全使用上の注意
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● 通常の使用方法では毒性は低いが、誤飲誤食などのないように注意する。 万一中毒を感じた場合、あるいは誤って飲み込んだ場合には、多量の水を飲ませるなどして胃の中のものを吐き出させ、安静にして直ちに医師の手当を受ける。 ● 散布の際は農薬用マスク、手袋などをして散布液を吸い込んだり、多量に浴びたりしないように注意し、作業後は顔、手足など皮膚の露出部を石けんでよく洗い、うがいをする。 ● 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。 ● 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。 ● 水産動植物(甲殻類、藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。 ● 散布後は水管理に注意する。 ● 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。 ● 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。 |