製品情報

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殺菌剤
パスポート顆粒水和剤
農林水産省登録 第22158号
製品分類 殺菌剤
種類名 TPN水和剤
有効成分 TPN:72.0%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
殺菌剤分類 M5
性状 淡褐色水和性細粒
毒性 普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 非該当
有効年限 5年
包装 500g×20、1kg×10
果樹の病害防除に

特長

  • ●胞子発芽と胞子形成をダブルブロック。
  • ●葉の表面を保護し病気の感染を阻止。
  • ●他剤の耐性菌にも安定した効果。
  • ●天敵・有用生物に影響が少ない*
    • *蚕には影響があるため注意事項をご確認ください。

適用表*データは2025年4月23日現在の内容です。

作物名で絞り込み
病害虫名で絞り込み
作物名 適用
病害虫名
希釈倍数
(倍)
使用液量
/ 使用量
使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
いちじく 疫病 3000 200~700L/10a 収穫前日まで 2回以内
TPN:2回以内
散布
いちじく さび病 3000 200~700L/10a 収穫前日まで 2回以内
TPN:2回以内
散布
かき うどんこ病 1500 200~700L/10a 収穫30日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
かき 炭疽病 1500 200~700L/10a 収穫30日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
かき 落葉病 1500 200~700L/10a 収穫30日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
キウイフルーツ 果実軟腐病 1000 200~700L/10a 収穫60日前まで 7回以内
TPN:7回以内
散布
西洋なし 褐色斑点病 1000 200~700L/10a 収穫30日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
西洋なし 黒星病 1000 200~700L/10a 収穫後~落葉終了まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
西洋なし ごま色斑点病 1000 200~700L/10a 収穫30日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
なし(西洋なしを除く) 黒星病 1000 200~700L/10a 収穫後~落葉終了まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
パッションフルーツ 円斑病 1500 200~700L/10a 収穫14日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
ぶどう 晩腐病 250~400 100~300L/10a 休眠期 1回
TPN:3回以内(休眠期は1回以内)
散布
ぶどう 黒とう病 250~400 100~300L/10a 休眠期 1回
TPN:3回以内(休眠期は1回以内)
散布
もも 果実赤点病 1000 200~700L/10a 収穫前日まで 6回以内
TPN:6回以内
散布
もも 黒星病 1000 200~700L/10a 収穫前日まで 6回以内
TPN:6回以内
散布
もも 灰星病 1000 200~700L/10a 収穫前日まで 6回以内
TPN:6回以内
散布
りんご 褐斑病 1000 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
りんご 黒星病 1000~1500 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
りんご 黒点病 1000 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
りんご すす点病 1000 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
りんご すす斑病 1000 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
りんご 炭疽病 1000 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
りんご 斑点落葉病 1000 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
りんご モニリア病 1000~1500 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
りんご 輪紋病 1000 200~700L/10a 収穫45日前まで 3回以内
TPN:3回以内
散布
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 石灰硫黄合剤との混用はさける。
● ももに使用する場合、葉に薬害を生じるおそれがあるので、夏期高温時の散布はさける。
● 有袋栽培のももに使用する場合、除袋直後の散布は果面に日焼け症状が出るおそれがあるのでさける。
● りんごに使用する場合、本剤の散布により、サビ果が多くなるおそれがあるので開花直前から落花後 20日までの間は使用をさける。
● 西洋なしに使用する場合、満開期より3~4週間後の養分転換期の散布、あるいは有機リン系殺虫剤との混用散布により、葉に薬害(褐色斑)を生じることがあるので注意する。
● いちじくに使用する場合、果実及び葉に薬害が生じるおそれがあるので、果実肥大期の初期あるいは夏期高温時の散布はさける。
● 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

● 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにする。
● 粉末は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受ける。
● 皮ふに付着しないよう注意する。(刺激性)
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
● 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用する。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換する。
● 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
● かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさける。
● 夏期高温時の使用をさける。
● 水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用する。養殖池周辺での使用はさける。
● 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
● 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。

火災時の措置

●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

●移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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