使用上の注意
効果・薬害等の注意
● だいずの品種によっては薬害により減収する場合があるので、本剤の使用に当たっては病害虫防除所等指導機関の指導を必ず受ける。
● 雑草茎葉にかかるよう、まきむらのないように均一に散布する。
● 本剤の使用により、だいずの葉に斑点、色抜け、黄変、縮葉症状の一過性の薬害を生じる。また、薬害の程度及び薬害の回復は品種により異なり、減収となる場合もあるので、使用者の責任において事前に使用品種における薬害の程度を十分確認してから使用する。
○ 新2号、操、山白玉では、強い薬害が発生するので、本剤の使用をさける。
○ 次の品種では本剤の使用により減収となった事例が報告されている。
・ タチユタカ、ゆめみのり、オオツル、オクシロメ、コケシジロ、コスズ、すずおとめ、すずこまち、タマホマレ、トヨコマチ、トヨハルカ、トヨムスメ、ナカセンナリ、納豆小粒、ナンブシロメ、フクシロメ、ユウヅル、ユキホマレ、ワセシロゲ
● 薬害を助長するので重複散布はしない。また、以下の場合には薬害を助長することがあるので使用はさける。
○ 著しい高温が続く場合
○ 日射が強く、蒸散が盛んな場合
○ 低温、湿害、肥料不足等によりだいずが生育不良の場合
● イネ科雑草には効果がないので、イネ科雑草の優占圃場での使用はさける。
また、イネ科雑草が混在する場合は、これらに有効な除草剤との体系で使用する。
● アカザ科、ヒユ科の雑草には、低薬量では効果が劣るので、これら雑草の優占圃場では、畦間雑草茎葉散布で使用する。
● トウダイグサ科の雑草には効果が劣るので、この雑草の優占圃場では使用しない。
● 散布後、曇天、降雨日が長く続くと効果が劣ることがあるので、留意する。
● 周辺作物にかからないように注意する。
安全使用上の注意
● 誤飲などのないよう注意する。
● 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
使用後は洗眼する。
● 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意する。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
● かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
● 直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管する。
火災時の措置
漏出時の措置
輸送上の注意
廃棄上の注意
廃棄に関する注意
【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。