使用上の注意
効果・薬害等の注意
● 雑草発生前処理の効果は大きいが、既発生の雑草には効果が劣るので、必ず雑草発生前に全面に均一に散布する。
● イネ科及び多年生雑草には効果が劣るので、それらが優占する圃場での使用はさける。
● 砂土での使用はさける。
● だいず、いんげんまめ、べにばないんげん、えだまめ、実えんどうの出芽後に使用すると薬害を生じるので、出芽後は使用しない。
● ばれいしょの萌芽後に使用すると薬害を生じるので、萌芽の有無を十分に確認のうえ必ず萌芽前に使用する。
● 使用後著しい降雨があると初生葉に萎縮を生じるおそれがあるので、天候に注意して使用する。
● 周辺作物に散布液が付着すると薬害を生じるので、飛散しないように十分注意する。
● 水田に流入すると、稲が枯れるので十分注意する。
● 本剤散布に用いた器具類は、タンクやホース内外に薬液が残らないよう使用後できるだけ早く水でよく洗浄し、他の用途に使用する場合薬害の原因にならないよう注意する。
● フルミオWDGを散布した後は散布器のタンクやホース・ノズルを十分に洗浄する。散布器のタンクやホース・ノズルに残ったフルミオWDGは、微量でも他作物に影響を与える可能性があるので、フルミオWDG洗浄剤を使用し洗浄(不活性化)する。洗浄方法については、お手数様ですが弊社ホームページ(i-農力サイト) → 製品情報 → 農薬を探す → 農薬ガイド検索 → フルミオWDG洗浄剤をご参照ください。
● 使用にあたっては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
● 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
● 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼する。
● 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
● 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。
火災時の措置
● 非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
● 乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。
漏出時の措置
● 粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収する。
● 乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。
輸送上の注意
● 移送取扱いは、ていねいに行う。
廃棄上の注意
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
廃棄に関する注意
【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。