製品情報

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畑作等除草剤
トレファノサイド乳剤
農林水産省登録 第21692号
製品分類 畑作等除草剤
種類名 トリフルラリン乳剤
有効成分 トリフルラリン:44.5%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
除草剤分類 3
性状 黄赤色澄明可乳化油状液体
毒性 普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 第4類第2石油類 III
有効年限 5年
包装 100mL×60、500mL×20

特長

  • ●本剤は非ホルモン型、吸収移行型の土壌処理除草剤です。

適用表*データは2025年4月23日現在の内容です。

作物名で絞り込み
雑草名で絞り込み
作物名 適用雑草名 適用地帯 適用土壌 使用液量
/ 薬量
希釈水量 使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
ねぎ 一年生雑草(ツユクサ科、カヤツリグサ科、キク科、アブラナ科を除く) 200~300mL/10a 100L/10a 定植後雑草発生前 但し、収穫30日前まで 2回以内
トリフルラリン:2回以内
全面土壌散布
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
● 本剤は発生している雑草には効果がないので、雑草の発生前に均一に散布するか、又は中耕除草・培土等により除草してから散布する。
● 土壌が非常に乾燥しているときは、効果が劣る場合があるので、土壌を適当に湿らせるか、降雨の後に散布を行う。
● 本剤はイネ科雑草に比べ広葉雑草に対してはやや効果が劣るので、イネ科一年生雑草の優占する圃場で使用するのが効果的である。
● 畑作物のは種後に使用する場合には、作物が出芽してからの使用は薬害を生じるおそれがあるのでさける。
● 畦間、株間に使用する場合には、作物にかかると薬害を生じるおそれがあるので、かからないように使用する。また実散布面積に応じて使用量を調節する。
● 定植後の畦間土壌への散布は定植直後から雑草の発生する前までに行う。
● 野菜及び畑作物に使用する場合には、砕土及び整地はていねいに行っておく。また覆土は細かく砕いた土を用いてうすすぎないようにていねいに行う。特に、麦類、さやいんげん、いんげんまめ、あずきは薬害を生じやすいので、覆土深は2~3cmになるように注意する。
● 間引き菜、つまみ菜に使用しない。
● ぶどう、りんご、もも、なしのハウス栽培では使用しない。
● 直播のキャベツ、はくさい及びだいこんに使用する場合には、露地栽培(無マルチ)で使用する。
● だいこんに使用する場合には、薬害をさけるために、薬量を厳守し、砂土では低薬量で使用する。
● レタスに使用する場合には、6葉展開期以前では薬害を生じるおそれがあるので使用しない。
● 非結球あぶらな科葉菜類、なばな類及びかぶに使用する場合には、薬害をさけるために、薬量を厳守し、砂土での使用はさけ、覆土はていねいに砕土した土壌を用いて厚めに行なう。雨よけ施設で使用する場合は薬害をさけるため、両すそを上げ通気を良くし、加温はさけ、低薬量で使用する。は種前に十分灌水し、薬剤散布後1~2日間は灌水しない、また高温時の散布はさける。密閉した施設及びトンネル栽培での使用はさける。
● すいか、メロン及びまくわうりのトンネル・マルチ栽培に使用する場合には、薬害をさけるために特に次の注意を守る。
○ 定植7日以上前に散布し、マルチをかけ、定植の数日前に定植箇所のマルチを切開し、気化した薬剤を飛散させてから定植する。
○ 定植後、株のまわりのマルチを本剤のかかっていない土壌でおさえ、キャップは使用しない。
○ 生育期の畦間(トンネル間)に散布するときは、茎葉にかからないようにするために必ずトンネル除去前に散布する。
● 漬物用すいか及び漬物用メロンのトンネル・マルチ栽培に使用する場合には、薬害をさけるために特に次の注意を守る。
〇 定植7日以上前に散布し、マルチをかけ、定植の数日前に定植箇所のマルチを切開し、気化した薬剤を飛散させてから定植する。
〇 定植後、株のまわりのマルチを本剤のかかっていない土壌でおさえ、キャップは使用しない。
● しろうりに使用する場合には、薬害をさけるために、壌土~埴土では薬量を厳守し、砂壌土では低薬量で使用する。砂土での使用はさける。
● きゅうりに使用する場合には、薬害をさけるために次の注意を守る。
〇 砂土~砂壌土での使用はさける。
〇 地這栽培では使用しない。
〇 直播きゅうりの場合には、は種後の覆土を厚くし、まきつぼをおがくず、切りわらなどで覆った後に土壌全面に散布する。
〇 定植前に使用する場合には、植穴を掘る前に使用する。
● なすに使用する場合には、薬害のおそれがあるので、定植3日前までに使用する。
● さやいんげんのは種前マルチ前に使用する場合には、露地マルチ栽培で使用し、は種部分のマルチ開孔後2~3日してからは種し、無処理の土で覆土する。
● ごほう及び葉ごぼうに使用した場合には、初期の本葉に薬害症状を生じることがあるが、その後の生育には影響はない。
● かんしょに使用する場合には、薬害をさけるために、活着するまでに使用する。
また、有機質含量の少ない砂質系土壌では薬害を生じるおそれがあるので使用しない。
● アスパラガスに使用する場合には、加工用(ホワイト)栽培では培土直後または培土くずし後に使用する。
● 乾田直播水稲に使用する場合には次の注意を守る。
○ 薬害をさけるため覆土は2~3cm以上にする。
○ ノビエ以外の雑草には効果が劣るので、ノビエ優占田で使用する。
● 水田裏作の麦類に使用する場合には、排水不良田等土壌がしめりすぎていると砕土や覆土が不十分となり効果むらや薬害の原因となることがあるので、過湿状態での使用はさける。
● 大麦には薬害を生じやすいので、砂質土壌での使用はさける。
● 大豆及びえだまめに使用する場合には、薬害をさけるために、マルチ栽培では使用しない。
● 茶に使用する場合には、なるべく茶にかからないように散布する。
● ごまに使用する場合には、以下のことに注意する。
○ 散布後に降雨が予想される場合には、使用をさける。
○ 本剤を使用した場合には初期生育の抑制及び本葉に薬害症状を生じるが、その後の生育には問題ない。
○ 重複散布は薬害を助長するためさける。
○ 薬量を厳守し、砂土での使用はさけ、耕起、砕土をていねいに行い、種子が露出しないようていねいに覆土を行う。
● 食用ききょう(根)の萌芽始期に使用する場合には、薬害をさけるため、葉が展開する前に散布する。
● 桑に使用する場合には、給桑葉にかからないように注意する。なお、春切後又は夏切後に使用する場合は、腋芽期までに使用する。
● 林木苗畑のは種床に使用する場合には、出芽直後の使用はさける。
● たばこの大土寄直後に使用する場合には、茎葉にかからないよう畦間に均一に散布する。
● 散布薬液の飛散あるいは本剤の流出によって有用植物に薬害が生じることのないように十分に注意して散布する。
● 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
● 本剤はマルチ、トンネルやハウス栽培では薬害をさけるために特別の注意が必要であるので、使用する前に必ず農業技術者によく相談する。
● 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

● 本剤は自動車等に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないように注意する。
● 本剤は靴、作業着等に付着すると着色するので取り扱いに注意する。
● 誤飲などのないよう注意する。誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせる。
● 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
● 本剤は皮ふに対して刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意する。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
● 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用する。
作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換する。
● 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
● かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさける。
● 夏期高温時の使用をさける。
● 公園、堤とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。
● 水源池等に本剤が飛散・流入しないように十分注意する。
● 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管する。
● 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 危険物第四類第二石油類に属するので火気には十分注意する。
● 火気をさけ、直射日光が当たらない低温な場所に密栓して保管する。

火災時の措置

● 非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
● 乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

● 粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
● 乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

● 移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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