製品情報

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殺虫剤
スミロディー乳剤
農林水産省登録 第17587号
製品分類 殺虫剤
種類名 フェンプロパトリン・MEP乳剤
有効成分 フェンプロパトリン:5.0%
MEP:45.0%
作⽤機構分類番号
(RACコード)
殺虫剤分類 3A,1B
性状 黄赤色澄明可乳化油状液体
毒性 劇物
危険物 第4類第2石油類 III
有効年限 5年
包装 500mL×20本
かんきつ、果菜類、茶などの害虫防除に

特長

  • ●フェンプロパトリンとMEPの2種類の有効成分の混合剤です。
  • ●広い殺虫スペクトラム。
  • ・かんきつのアブラムシ類、カメムシ類、ケムシ類、ケシキスイ類など幅広い主要害虫に高い防除効果を発揮します。
  • ・きゅうり、なすのアブラムシ類、コナジラミ類にも高い防除効果を発揮します。
  • ●難防除害虫にも高い効果。

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関連動画

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必見!なぜ殺虫剤のローテーションが必要なのかご説明します!効率的、効果的に害虫を防除しましょう!!

適用表*データは2025年4月23日現在の内容です。

作物名で絞り込み
病害虫名で絞り込み
作物名 適用
病害虫名
希釈倍数
(倍)
使用液量
/ 使用量
使用時期 本剤の
使用回数
使用方法
みかん アブラムシ類 1000~2000 200~700L/10a 収穫14日前まで 4回以内
フェンプロパトリン剤9回以内(噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内) MEP剤5回以内(樹幹処理は1回以内)
散布
みかん カメムシ類 1000~2000 200~700L/10a 収穫14日前まで 4回以内
フェンプロパトリン剤9回以内(噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内) MEP剤5回以内(樹幹処理は1回以内)
散布
みかん ケシキスイ類 1000~2000 200~700L/10a 収穫14日前まで 4回以内
フェンプロパトリン剤9回以内(噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内) MEP剤5回以内(樹幹処理は1回以内)
散布
みかん ケムシ類 1000~2000 200~700L/10a 収穫14日前まで 4回以内
フェンプロパトリン剤9回以内(噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内) MEP剤5回以内(樹幹処理は1回以内)
散布
みかん コアオハナムグリ 1000~2000 200~700L/10a 収穫14日前まで 4回以内
フェンプロパトリン剤9回以内(噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内) MEP剤5回以内(樹幹処理は1回以内)
散布
みかん チャノキイロアザミウマ 1000~2000 200~700L/10a 収穫14日前まで 4回以内
フェンプロパトリン剤9回以内(噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内) MEP剤5回以内(樹幹処理は1回以内)
散布
みかん ミカンキイロアザミウマ 1000 200~700L/10a 収穫14日前まで 4回以内
フェンプロパトリン剤9回以内(噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内) MEP剤5回以内(樹幹処理は1回以内)
散布
みかん ミカンハダニ 1000 200~700L/10a 収穫14日前まで 4回以内
フェンプロパトリン剤9回以内(噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内) MEP剤5回以内(樹幹処理は1回以内)
散布
みかん ミカンハモグリガ 2000 200~700L/10a 収穫14日前まで 4回以内
フェンプロパトリン剤9回以内(噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内) MEP剤5回以内(樹幹処理は1回以内)
散布
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使用上の注意

効果・薬害等の注意

● 使用量に合わせ薬液を調製し、使い切る。
● ボルドー液と混用する場合は散布直前に行い、できるだけ早く散布する。ただし、その他のアルカリ性の強い薬剤との混用はさける。
● 桃の初期散布(5~6月)には薬害のでることがあるので注意する。
● ミカンハダニに対する残効は短い傾向があるので留意する。
● ハダニ類は薬剤抵抗性が発達しやすいので、本剤の連続使用はさけ、作用性の異なる他の殺ダニ剤と輪番で使用する。また、本剤の年間使用回数もできるだけ少なくするよう努める。
● きゅうり、メロンなど果菜類の幼苗期に使用すると、黄化等の薬害を生じることがあるので、この時期に使用する場合は所定範囲内の低濃度で散布する。
● あぶらな科作物には薬害を生じるおそれがあるので、付近にある場合にはかからないように注意して散布する。
● 自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意する。
● 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
● 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

● 蚕に長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着するおそれのある場所では使用しない。
● ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意する。
○ ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにする。
○ 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさける。
○ 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努める。
● 医薬用外劇物。取扱いには十分注意する。
誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせる。
本剤使用中に身体の異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受ける。
● MEPの解毒剤としては硫酸アトロピン製剤及びPAM製剤が有効であると報告されている。
フェンプロパトリンによる中毒に対しては、動物実験でメトカルバモール製剤の投与が有効であると報告されている。
● 原液は眼に対して刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
● 原液は皮ふに対して刺激性があるので、散布液調製時には不浸透性手袋を着用して薬剤が皮ふに付着しないよう注意する。また散布液も皮ふに対して刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意する。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
● 本剤はのど、鼻、皮ふなどを刺激する場合、また、かゆみを生じる場合があるので注意する。
● 散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用する。
作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換する。
● 摘果等の作業の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。
● 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
● かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
● 水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用する。養殖池周辺での使用はさける。
● 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
● 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
● 危険物第四類第二石油類に属するので火気には十分注意する。
● 直射日光をさけ、鍵のかかるなるべく低温な場所に密栓して保管する。

火災時の措置

●非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
●乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。

漏出時の措置

●粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
●乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。

輸送上の注意

●移送取扱いは、ていねいに行う。

廃棄上の注意

使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

廃棄に関する注意

【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。

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