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殺虫剤
ベストガード水溶剤
農林水産省登録 |
第19102号 |
製品分類 |
殺虫剤 |
種類名 |
ニテンピラム水溶剤 |
有効成分 |
ニテンピラム:10.0% |
作⽤機構分類番号
(RACコード)
|
|
性状 |
青緑色水溶性細粒 |
毒性 |
普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 |
非該当 |
有効年限 |
4年 |
包装 |
100g×60、500g×20 |
アブラムシ・コナジラミ・アザミウマなどの難防除害虫に
特長
- ●ベストガードは高い浸透移行性とトランスラミナー効果を兼ね備え、カメムシ目害虫及びアザミウマ目害虫などに対して高い効果を発揮します。難防除害虫のミカンキイロアザミウマやカメムシ類、コナカイガラムシにも防除効果が認められます。
- ●ユニークな殺虫作用。
- ・ベストガードは従来の神経系殺虫剤(有機りん剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤など)とは異なった作用を持ち、既存薬剤抵抗性アブラムシ類などに高い効果を示します。
- ●低薬量で高い活性。
- ・低薬量でアブラムシ類・アザミウマ類・コナジラミ類・ヨコバイ類・カメムシ類・コナカイガラムシに経口及び経皮的に作用し、高い効果を発揮します。
- ●効果の持続性に優れる。
- ・効果が長く持続するので経済性・省力性につながります。
- ●薬害の心配が少なく、多くの作物に利用可能。
- ・野菜、果樹、茶、花き、たばこと幅広い作物に適用を持ち、幼苗期の散布においても薬害の心配が少ない薬剤です。
- ●有用生物・天敵等に対する影響が比較的少ない。
- ・ケナガカブリダニ(ハダニの天敵)、ケシハネカクシ(ハダニの天敵)などに実用濃度で悪影響がなく、圃場試験観察にてクモ類に対する悪影響もないことが確認されています。給桑による蚕に対する影響日数は15日です(散布16日目より給桑可能)。
- ●顆粒タイプの水溶剤
- ・水に溶けやすい顆粒状。薬液調製時に粉立ちが少なく散布者への配慮もしています。作物に汚れがつきにくい事も特長のひとつです。
- ●コンパクトなボトル入り
- ・コンパクトな超軽量ボトル入り。紙ラベルをはがすと容易につぶれ、小さくたたむことができます。
技術資料・チラシ *画像またはテキストリンクをクリックするとチラシ(PDF)が開きます。
関連動画
*画像をクリックすると動画が再生されます。
必見!なぜ殺虫剤のローテーションが必要なのかご説明します!効率的、効果的に害虫を防除しましょう!!
適用表*データは2025年5月20日現在の内容です。
作物名 |
適用 病害虫名 |
希釈倍数 (倍) |
使用液量 / 使用量 |
使用時期 |
本剤の 使用回数 |
使用方法 |
備考 |
*適用場所は「備考」にあります。
せり |
アブラムシ類 |
2000 |
100~300L/10a |
収穫14日前まで |
3回以内 ニテンピラム:3回以内 |
散布 |
適用場所:水田 |
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使用上の注意
効果・薬害等の注意
● 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
● ボルドー液などアルカリ性の強い薬剤との混用はさける。
● ぶどうに使用する場合、袋かけ直前の散布では果粉が溶脱するおそれがあるので、使用をさける。
● せりに使用する場合は、水田以外での使用はさける。
● せり(水耕栽培)に使用する場合は、本剤を使用した施設からの廃液をかんがい水路、排水路、河川等には絶対に流さず、適切に処理する。
● 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節する。
● 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
● 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
● 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意を守る。
〇 散布は各散布機種の散布基準に従って実施する。
〇 散布にあっては散布機種に適合した散布装置を使用する。
〇 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行う。
〇 散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等に影響を与えないよう、散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意する。
〇 散布終了後は次の事項を守る。
・使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄する。
・機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理する。
● 蚕に対して影響があるので桑にかからないよう注意する。かかった場合15日間は給桑しない。
● ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意する。
○ ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにする。無人航空機による散布でそれらに飛散するおそれがある場合には使用しない。
○ 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさける。
○ 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努める。
● マルハナバチに影響があるので注意する。
● 散布の際は農薬用マスクなどを着用する。作業後はうがいをする。
● 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。
火災時の措置
漏出時の措置
輸送上の注意
廃棄上の注意
廃棄に関する注意
【A.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【B.希釈せずに使用するフロアブル剤で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水は圃場等で使用する。
【C.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器、空袋は圃場などに放置せず適切に処理する。
【D.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル剤等で、魚毒性が低い農薬の場合】
使用量に合わせて薬液を調製し、使い切る。空容器は圃場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
【E.希釈せずに使用する粉剤・粒剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【F.希釈して使用する水和剤・水溶剤等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。
【G.希釈して使用する液剤・乳剤・フロアブル等で、魚毒性が高い農薬の場合】
使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器は3回以上水洗し、水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。洗浄水はタンクに入れる。
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