プレオフロアブル

かんしょ／ハスモンヨトウへの
防除効果比較

16倍および32倍のドローン散布では、2000倍の地上散布と同等の防除効果が認められ、薬害の発生もありませんでした。

2022年 鹿児島県農業開発総合センター 大隅支場

作物	かんしょ
品種	コガネセンガン
植付	2022年4月20日
対象病害虫名	ハスモンヨトウ
病害虫発生状況	中発生（放虫）
病害虫放虫方法	同支場内で採集した幼虫を累代飼育した個体群と、その2年後に同支場内で採取した野生雄をかけ合わせた個体群を供試した
試験場所	鹿児島県鹿屋市
耕種概要	露地栽培（黒マルチ）、条数…1、栽植距離…畝幅90cm　株間40cm
区制	ドローン散布区…144㎡（幅7.2m×長さ20m）約384株、反復なし 地上散布区および無処理区…72㎡（幅3.6m×長さ20m）192株、反復なし
処理方法	所定濃度の薬剤を2022年7月13日（生育後期）に散布した ドローン散布区…16倍・0.8ℓ/10a、32倍・1.6ℓ/10a 地上散布区…2000倍・100ℓ/10a（背負い式電動噴霧機） ＊散布2～6日後まで降水が認められたが、薬剤の効果に影響はなかったと思われる
調査方法	散布当日〈散布後〉（7月13日）に各区の4ヵ所につき茎葉を1mm目合のネットで覆い、幼虫を20頭ずつ放虫後、開口部を縛った。その後、散布1日後（7月14日）、散布6日後（7月19日）にネット内の幼虫数を調査した