アグロ事業部は、持続可能な社会の実現に向け、社会・農家・流通への様々な価値提供を通じて安心と信頼のブランドとなることを目指します。
日本の農業は、生産者人口の減少や高齢化、環境問題や気候変動リスクなどといった課題に引き続き直面しています。また、昨今社会から求められているSDGsや、「みどりの食料システム戦略」に代表される、環境インパクトを考慮した新しい農業政策の推進により、日本の農業は大きな変革期を迎えています。
リジェネラティブ農業(環境再生型農業)へ、アグロ事業部は、環境負荷の軽減や省力化に資する製品等を今後の社会や農業の抱える様々な課題を解決する「持続可能型製品」の開発・普及を重点取り組み課題と位置づけています。住友化学が長年にわたり化学製品の製造や販売で培ってきた技術やノウハウを生かし、今後、高い成長率が見込まれるバイオラショナルやボタニカルを筆頭に、持続可能型製品群の拡充に取り組んでまいります。
住友化学グループは革新的な技術により、当社の持続的な成長だけでなく、サステナブルな世界の実現にも寄与したいと考えています。これは同時に、国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に貢献することにもなります。地球がこれからも持続し、誰一人として取り残さない世界が実現するよう、当社も責任を持って事業に邁進したいと考えています。健康・農業関連事業部門では、自社研究開発力を基盤に、世界の食糧、健康・衛生、環境問題の解決に貢献します。
住友化学アグロ事業部は、グループ会社と連携して、農薬・肥料・種子種苗・ 灌水資材など農業関連資材の販売だけでなく、営農情報・システム・分析・ 生産物販売などのサービスの提供を行っています。SCAグループ(住友化学アグログループ)は一体となり、今後もスマート農業などの省力化のニーズにも対応し、サステナブルな日本の農業を支えていきます。