①コスカシバの雌成虫は、樹皮の割れ目に1粒ずつ産卵します。孵化した幼虫は、樹皮下に穿入します。その部分からヤニ(半透明)や虫糞が出ますので、幼虫の存在が確認できます。この幼虫の状態で越冬し、翌年、蛹となります。蛹は身を半分乗り出して羽化しますので、蛹のカラがしばしば樹皮上に残ります。加害された幹はデコボコになり、被害が大きいと枯死する場合があります。成虫の発生期間は5~10月と幅があります。
② 防除方法は、産卵防止と喰入防止を主体に、春から秋に「ガットサイドS」を樹幹部及び主枝に十分塗布します。塗布部位は地際部から2mぐらいの高さまでです。