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水稲用除草剤を上手に効かせる
除草剤の使用と環境保全の両立
大豆畑で雑草化するアサガオ類
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雑草よもやま話(16)

転換大豆畑で雑草化するアサガオ類

アサガオといえば風鈴、浴衣、ヒマワリなどと共に夏の風物を代表するものの一つです。

小学生時代の夏休みに生育観察をされた方や、朝顔市できれいな花の鉢を買い求められた方も多いと思います。しかし最近、いわゆる「アサガオ」のイメージと異なった、葉の形が違っていたり、花が小さいアサガオを目にされていませんか。色々な種類のアサガオが海外から渡来し、日本に帰化していますが、このアサガオ類が最近西日本地域の畑地や水田で雑草化している事例が報告されております。

アサガオ類はヒルガオ科サツマイモ属の植物で、熱帯アメリカや熱帯アジアの原産といわれており、日本に帰化しているアサガオの仲間にはアサガオ、マメアサガオ、アメリカアサガオ、マルバアメリカアサガオ、イモネアサガオ、イモネノホシアサガオ、キクザアサガオ、マルバアサガオ、ホシアサガオ、ヨウサイ、タイワンアサガオ、マルバコウ、ルコウソウ等があります。多くのアサガオ類は1年生ですが、イモネアサガオ、イモネノホシアサガオ、ヨウサイ、タイワンアサガオは多年生です。なお属名が示すようにサツマイモもアサガオの仲間です。

榎本(1997)によれば、これらアサガオ類の日本への渡来年代は、アサガオが最も古く8世紀であり、マルバアサガオが1700年代、アメリカアサガオとマルバコウが1800年代、ホシアサガオとマメアサガオが1950年代だそうです。また清水ら(2001)によれば、アサガオは10世紀頃に中国から薬用植物として渡来し、江戸時代に観賞用に多数の園芸品種が作られたそうです。因みにアサガオの英名はJapanese morninggloryと付けられています。

わが国の大豆畑の雑草として確認されている(徐ら、2005)のはアサガオ、アメリカアサガオ、マルバアメリカアサガオ、マメアサガオ、ホシアサガオ、マルバアサガオであり、前年に水稲を栽培した圃場ではアメリカアサガオとマメアサガオの発生が認められています(平岩ら、2005)。福見ら(2005)によれば、子葉展開期に湛水するとアメリカアサガオ、マルバアメリカアサガオは死滅し、マメアサガオは生き残るものの生育は抑制されるそうです。一方平岩らは、水田でのアサガオ類は中干しの時に発生し、その後湛水しても枯死せず、水稲収穫後に種子を生産することを報告しています。

水稲栽培中に発生したアサガオ類の防除方法は現在不明で、今後の研究が待たれます。(岩崎)

*写真は、青木繁伸氏の「植物園へようこそ!」から使用させていただきました。

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