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雑草よもやま話(3)
除草剤抵抗性雑草の出現雑草とは、「絶えず外的な干渉や生存地の干渉が加えられていないと、その生活が成立、存続出来ないような一群の植物(笠原)」とも言われております。 水田においても基盤整備をしたり、植付け時期を変えたり、直播栽培から移植栽培に変えたり、収穫後に後作をしたり、使用する除草剤を変えたり、同じ除草剤を長年連用したりすると、発生する雑草の草種や発生量が変化します。これらは人間の干渉であり、そこで作物を栽培する限り雑草は発生します。 わが国の水田において、ノビエは昔から最も重要な防除対象ですが、他の雑草の重要度は時代により変化してきました。広く除草剤の普及が始まった昭和30年代後半からはマツバイやヒルムシロ、その後はウリカワ、ミズガヤツリ、ホタルイなどの防除が大きな問題となりました。
しかし、新しい除草剤の普及により余り問題とならない状態まで防除できるようになりました。 最近ではスルホニルウレア系除草剤(SU)の抵抗性雑草やイボクサ、イネ科多年生雑草のアシカキ、キシュウスズメノヒエなどの防除が問題化してきております。 除草剤抵抗性雑草の出現は、日本では畑地でのパラコート抵抗性雑草と水田でのSU 抵抗性雑草の出現が主なものですが、諸外国では広範囲の種類の除草剤に対する抵抗性雑草の出現が報告されており、1999年までに延べ234種の雑草で抵抗性生物型の出現が認められております。 SU系除草剤は極めて少ない使用量で幅広い種類の雑草に有効です。特にクログワイ、オモダカなど従来の除草剤では防除が難しかった雑草にも作用を示すことから、他剤と簡単に置き換えることが出来ません。そこでSU抵抗性雑草に有効な成分を加えることにより問題の解決を図っております。しかし、抵抗性対策を行った除草剤でも、その1剤だけを連用すれば新たな抵抗性雑草の出現を促すことになり兼ねません。除草剤は価格や剤型、含有成分数だけで選定するのではなく、防除したい雑草の草種とその圃場の特性(土壌条件など)や栽培方法に適した作用性を持つ除草剤を選定し、その除草剤の性能が十分に発揮される正しい使い方をするべきだと考えます。(I・K) |
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