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雑草よもやま話(1)
雑草とはどのような植物?雑草とはどのような植物でしょうか。 雑草の定義については多くの学者が提言しており、伊藤教授は「雑草は人間の撹乱の内側で自然に発生する植物群であり、栽培植物は人間の手助けが無ければ繁殖しない植物群」とされています。また、雑草は山野草、人里植物、作物(栽培植物)のすべてにまたがった植物群と言われています。 植物の種(しゅ)によっては明らかに雑草と呼べる植物もありますが、大豆畑に生えた麦は雑草ですし、一般的には雑草と呼ばれる植物も食用や観賞用に栽培すれば立派な作物です。簡単に考えれば「雑草は、人間の生活の場に自然に発生してくる望まない植物」と言えるでしょう。 雑草は自然に生えてきて、しかもたくましく生育します。「雑草のようにたくましい」と言われる所以ですが、いつも同じ種の植物が生えてくるわけではありません。その場(環境)で最も育ちやすいものが生えてくるのです。よく見れば季節や場所によって発生してくる雑草の種類が異なることに気が付かれるでしょう。「名も無き雑草」などと言われますが、名前が無い雑草はありません。「名も知らぬ雑草」と言うべきです。 農業は雑草との戦いと言われ、農耕地や庭園に雑草が生えないようにしたいと願っている方は多いでしょう。しかし、上述のように雑草は人間の生活の場に生えてくる植物です。開墾したばかりで雑草も生えない土地では、作物も生育しないことが知られております。 雑草は作物と太陽の光や肥料分、水分を取り合って作物の生育を阻害したり、病害虫の棲家となったり、景観を悪くしたりするため、嫌われ者の代表になっておりますが、最近では遺伝資源としての有用性が見直されたり、生物の多様性保持の観点から、徒に雑草をすべて除去することの是非が議論されております。(IK) |
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