相談室だよりーピックアップー
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雑草よもやま話
雑草とはどのような植物?
水田除草剤の経済効果は?
除草剤抵抗性雑草の出現
栽培イネの雑草化
帰化雑草増加の原因
ヒエはイネの擬態植物
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植物が放出する化学物質の活用
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コナギは初期防除の徹底を!
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水稲用除草剤を上手に効かせる
除草剤の使用と環境保全の両立
大豆畑で雑草化するアサガオ類
外来生物法の規制植物が増加?
マルバツユクサの不思議な性質

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IPMの現状と今後
IPM《総合的害虫管理》とは
いま、なぜIPMか
IPMの実例《高知県施設果菜類》
土着天敵を利用する事例
交信撹乱を利用する事例
IPMに利用される技術
化学的防除について
その他の利用技術

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IPMの現状と今後 ーシリーズ(6)ー

IPMに利用される技術

【IPMに利用される技術】 

今まで施設果菜類で「難防除害虫に天敵農薬を導入し、選択的化学農薬を併用する技術」、露地野菜で「障壁作物などを利用し、土着天敵を保全しながら防除する技術」、また落葉果樹などで「交信撹乱剤を利用し、土着天敵の効果も期待する技術」の概要をかいつまんで述べました。これらの技術は、これから各分野でのIPMの中心となり得る技術と考えられますが、実際の場面では農家の人達は、1作期を通じて害虫や雑草を管理(防除)するため、それぞれ中心になるような技術と矛盾をきたすことなく使える技術を適宜組み合わせて総合的な防除体系を構築する必要があります。

以下では、それらの技術もあわせてごく簡単に触れたいと思います。

a.物理的資材
主に施設で利用される資材が多いと思いますが、害虫類の作物への侵入などをその忌避効果などで減らす資材として、紫外線カットフィルム、シルバーポリマルチ、反射板などが利用されます。また、光を利用してヤガ類などの飛来を阻害する黄色蛍光灯は、熊本県八代市のトマト栽培をはじめ、無袋ナシの吸汁性ヤガの被害回避などで大規模に利用されています。その他に黄色や青色の粘着シートを利用して直接害虫を捕捉する方法や防虫ネットで害虫の侵入を防ぐ方法などもあります。

b.天敵
大別すると、自然界では害虫に対して以下の天敵が働いています。
このうち捕食性天敵(テントウムシやハナカメムシ、カブリダニ類など)と寄生性天敵(アブラバチやツヤコバチ類、天敵線虫など)18種類が現在天敵農薬として登録され(2004年末時点)、施設を中心に利用されています。また、病原性天敵を利用したものとしては、BT剤や糸状菌剤、ウイルス製剤などがあり、これらは微生物農薬として分類されています。なお、生物的防除として天敵を利用する以外に前に述べた合成性フェロモンの利用や天敵以外の働きをする微生物(拮抗菌など)の利用なども含まれます。

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