住友化学のコメビジネスMiRISE事業について

住友化学のコメビジネスMiRISE事業について

『イネを植えた時点で
既に売り先が決まっている取組み』

弊社は 2000 年後半ごろから住友化学アグログループの力を結集し、トータルソリューションプロバイダー (TSP) 型事業を展開していこうと園芸のファーム設立などを始めました。その後、国内の最主要農産物であるコメに関してもTSP 型事業に着手しようとプロジェクトが組まれ、品種および品種の研究開発機能を取得し、コメ事業推進部を設立しました。

事業としてはコメに関する一貫した取組み " 産地への種籾・農薬・肥料の提供、栽培技術のサポート、そして生産したコメの全量買上げ・販売まで " を行っており、併せて新品種開発も手掛けています。 ターゲットを業務用途に置き、出口（販売先）ありきで良食味・多収性のオリジナル品種を契約した産地に栽培いただくのがポイントとなっています。

混沌とする農業情勢の中、生産者様ならびに農協様、集荷業者様、農薬・肥料卸様などの産地協業パートナーおよび米穀卸様・米穀商社様などの流通協業パートナーと連携し、安定したコメの生産および取引きに結び付け、国内農業の活性化に少しでも貢献して参りたいと思っています。

住友化学アグログループの取組み

住友化学アグログループは、
日本の農業経営の未来を支える
トータル・ソリューション・プロバイダー（TSP）！

住友化学アグログループのTSPは、農業関連資材・サービス、関連技術、経営ノウハウから農産物販売までをタイムリーかつトータルにご提案・ご提供し、農業のすべての分野において農業生産者の皆様を、総合的に支援していきます。

住友化学アグログループは、
日本の農業にＴＳＰ型事業を
積極的に展開しているのじゃ！

コメの市場動向について

精米消費量の約40％を
中・外食が占めており、
昨今ますます、業務用米の需要が高まっています。

米の消費構造

業務用米に求められる
品質／特性

中・外食で消費される
業務用米は、
家庭内用米と
異なる
品質が求められる。

• 胴割れしにくいもの
• 冷めても色、香り、食感の劣化が少ない
• 価格競争力＞ブランド力
• 用途に適した品種

業務用米のニーズが
どんどん拡大しておるぞ！

コメの消費について

ライフスタイルの変化や、
人口の減少により、
コメの家庭用消費は減っています。

コメを消費するシーンが
変化しておるのぅ。

住友化学のコメビジネス「MiRISE」の理念

ニッポンのコメを
強くする。

“MiRISE”は農業とともに歩んできた
住友化学の「Mission（使命）」です。
「Mi力（魅力）」あるコメづくりを通じ、
皆様とともに発展（RISE）していく、
私たちの願いを込めて発足しました。

品種開発から生産、販売まで、業に関わる
さまざまな分野で事業を展開する
住友化学だからこそ実現できるプロジェクト。

日本のコメビジネスの新しいカタチを提案するのじゃ！

MiRISEの概要

トータル・コメ・
ソリューション事業

住友化学アグログループの総力を結集し、
ワンストップサービスを提供いたします。

住友化学に
ぜーんぶおまかせじゃ！

MiRISEの事業スキーム

1. 『一貫』した取組み
   種籾･資材提供（販売）、
   技術指導･サポート、
   コメ全量集荷・販売
2. 『契約』による栽培
3. 『業務用途』での展開
4. 『増収』により
   １俵あたり価格でなく
   １反あたりの収入
   業務用の価格ですが、増収して収入アップ（増収可能な品種）
5. 『基本資材』の使用
   種籾および品種･地域に合った専用の一発基肥･農薬の使用
   （他の必要資材は圃場条件によりご使用いただく。）
6. 『出口（販売先）ありき』での
   生産展開
   販売先を確保しての生産展開　“安心して生産いただけます”

MiRISEの事業スキーム
（イメージ図）

産地協業・販売協業・
パートナーと共に
全体に便益をもたらす
包括的なサービスを提供します。

これが住友化学の
トータル・
コメ・ソリューションじゃ！

販路について

住友化学が 全量買い取り、
業務用米として
主に
大手業務用実需者に販売します。

植え付けたときには、
もう
売り先が決まっているのじゃ！

需要の高い品種で
種子提供。

品種
＜コシヒカリつくばＳＤ１号＞に
ついて

住友化学の品種
「コシヒカリ つくばSD1号」の
種子を提供します。

つくばSD1号

コシヒカリに短稈種を交配して短稈化

特性

• コシヒカリと同系統の品種
  （栽培適地、収穫期、食味）
• 短稈なので、倒伏しづらく
  つくりやすい
• 葉の直立性が高く、受光態勢に優れる
• 直播にも適性あり（低コスト栽培）
• コシヒカリ収量の2割増可能
  （受光態勢の改良＋適期適量施肥）
• コシヒカリと比べ、千粒重やや重い

コシヒカリにくらべ
２割増収可能じゃ。

＜コシヒカリつくばＳＤ１号＞
食味について

短稈化による
多収でも品質は
コシヒカリと
遜色ないのじゃ！

食味試験結果

品種
＜つくばＳＤ２号＞について

住友化学の品種　低アミロース
「つくばSD2号」の
種子を提供します。

つくばSD2号

ミルキークイーンに短稈種を交配し
短稈化

特性

• 低アミロースの品種
  （栽培適地、収穫期、食味）
• ミルキークイーンより短稈なので、
  倒伏しづらくつくりやすい
• ミルキークイーンより多収性
• ミルキークイーンと比べ、
  粒形がやや大粒
• 粘りが強く、冷めても良食味

低アミロースの
多収品種なのじゃ！

＜つくばＳＤ２号＞
アミロース含有量について

玄米品位分析比較（平成27年産）

つくばＳＤ２号のアミロース値は
ミルキークイーンとゆめぴりかの中間あたりじゃぞ。

品種
＜コシヒカリつくばＳＤＨＤ＞に
ついて

住友化学の品種
「コシヒカリつくばSDHD」の
種子を提供します。

コシヒカリつくばSDHD

コシヒカリに比べ、９〜１０日程度晩生

特性

• コシヒカリと同系統の品種（食味）
• 栽培適地は関東以南から九州を含む
  暖地エリア
• 短稈なので、倒伏しづらく
  つくりやすい
• コシヒカリ収量の２割増可能。
• コシヒカリと比べ、千粒重はやや重い

作期分散が可能なのじゃ。

＜コシヒカリつくばＳＤＨＤ＞
食味について

短稈化による多収でも
品質は
コシヒカリと
遜色ないぞ。

食味試験結果

産地管理について

産地ごとに適した品種の
種子を提供します。

MiRISEについてのまとめ

つまりMiRISEとは
・高収量をあげ
・反当りの収入を増やす

それが実現されるよう
設計された
仕組みとなっています。

～いかに高収量をあげ、
反当りの収入を増やすか、
販売先の決まった取組み～